NikkenkyoNews Vol.32 設計、施工、教育、行政関係者が対話
日本建築士会連合会 全国青年委員長会議に参加
於:東京機械本社ビル6階会議室(建築会館隣)
日時:2014年3月8日(土)13:00~18:30、3月9日(日)9:15~12:00
参加者: 青木あすなろ建設職員組合 河添さん、安藤ハザマユニオン 内田さん
シミズユニオン 宮下さん、三井住友建設社員組合 戸倉さん
日建協執行部 植村議長他3名
公益社団法人日本建築士会連合会(※1)の全国青年委員長会議(※2)に参加しました。青年建築士が取り組む建設業界の課題と対策について「未来への架け橋」と題し、47都道府県の青年委員長と2日間に渡り「若者の人材不足」をテーマに熱く討議を行いました。
冒頭、日本建築士会連合会の三井所会長から「設計と施工が互いに知り合い、建築業界の魅力を高めていきましょう」との挨拶の後、日建協植村議長が、現場工期が厳しい現状や組合員の長時間労働の実態、日建協の「出前講座」「女性技術者会議」「建築提言」などの活動について全国の青年建築士にむかって語りました。次のパネルディスカッションで日建協時枝局員より、設計の問題のしわ寄せを現場が受けている構造について問題提起しました。そして全体のワークショップでは、設計、施工、教育、行政など職域が異なる立場から「若者の人材不足」の問題点を洗い出し、最後にグループ毎に対策案をまとめ、取り組み目標として「適正工期」「適正価格」「イメージアップ活動」などが上がりました。各自が取り組み目標を持ち帰って展開していくことを互いに確認したところで、会議終了となりました。
日建協では今後も様々な団体との対話や交流を通じて、建設産業の魅力向上にむけた取り組みを着実に行っていきたいと思います。
※1:公益社団法人日本建築士会連合会
・47都道府県建築士会で組織。会員は設計事務所、建設会社、工務店の経営者や教育、行政関係者等。
・日建協は2009年より、適正工期について定期的に意見交換を実施。
※2:全国青年委員長会議
・日本建築士会連合会の青年委員会が主催で毎年3月に開催し、47都道府県の青年委員長が参加。