続・東西組合細見33 ― 日本国土開発コミュニケーション協議会
日本国土開発株式会社は昭和26年に設立され、戦後高度成長の一翼を担ってきました。
日本国土開発コミュニケーション協議会は、従業員と会社との相互の理解と協調により、健全な労使関係を確立するために設立されました。昭和48年の設立から40年が経ち、今期は「国土好機~挑戦しよう新しいフィールドへ~」のスローガンの下、これまでに培った技術や知識を踏まえ、自ら考えることをモットーに活動を推し進めています。
◆ 設 立 : 昭和48年10月
◆ 組織率 : 55%
◆ 中央委員会 : 月4回
◆ 会員数 : 460名(平成28年7月末現在)
◆ 執行委員数 : 4名
◆ 支部体制 : 4支部
処遇改善と新人事制度
当協議会は設立から40年が経ちました。41期目となる今期、最も注力したのが会社側との賃金交渉です。会社も好業績を残すなか、私たち会員の頑張りに応えてくれました。今回の結果は協議会としても満足のいくものであり、今後もさらなる処遇改善をめざして取り組んでいきます。
一方で、昨年6月から導入された新人事制度にはまだまだ課題が残っています。制度導入にあたっては、協議会として会員の意見を取りまとめ、会社に対して 「意見書」 を提出し、継続協議とすることについて合意しました。また、昨年には 「人事制度ウォッチ委員会」 を発足させ、人事制度が適正に運用されるよう取り組んでいます。
第40期記念イベント
協議会では毎年、会員の知識力を高めるため、 「企画運営委員会」 を設置し、セミナー等を実施しています。セミナーを通じて会員自らの力(技術力・知識力・経験値)を高めることが、会社の健全な発展に寄与すると考えています。昨年は40期を迎えた記念イベントとして、名古屋支部の企画により2日間にわたりセミナーと運動会を開催しました。初日は外部から講師を招き、 「コミュニケーションスキル向上 ~ 若手の育成と定着を図る ~」 をテーマに、座学と演習を交えた研修を開催し、約40名が参加しました。参加者からは 「他支店の方と会って話す機会が少ないため、グループワークなどで意見交換できてよかった」 「興味深いテーマで、講師の話も面白かった」 など、非常に好評でした。
2日目の運動会は約60名が参加し、全天候型のドームで運動会を開催しました。普段会うことがない他の支部の職員同士が、レクリエーションを介してコミュニケーションを図ることで、より強いつながりができたと思っています。このような企画は今後も引き続き実施していきたいと思います。
会社の垣根を越えた交流会の開催
本年7月22日に日建協執行部および他の日建協加盟組合を招いて、当協議会主催の情報交換会を実施しました。これは今年度の企画運営員委員会の取り組みとして行ったもので、自分たちだけでの取り組みだけではなく、他の組織での取り組みや課題を話し合い、自分たちの活動をより活発にしていこうという思いで企画しました。
日建協からは日建協執行部含め、6つの加盟組合から計11名に参加いただき、5つのグループに分かれてディスカッションを行いました。会の冒頭には、アイスブレイクとして日建協の出前講座でも実施しているストローハウス (ストロータワー) 制作ゲームを行い、参加者の緊張感を解き、良い雰囲気で議論をスタートすることができました。その後、 「ワーク・ライフ・バランス」、 「人材への投資」 について議論を行い、参加者それぞれの立場で現状の課題や今後の取り組みについて意見を出し合い、活発な議論を行いました。
今後は建設産業だけではなく、様々な業種も含めた意見交換を行っていきたいと思います。
今回、日建協執行部からも情報交換会に参加させていただきました。出席した皆さんからは自分たちの力でより良い会社にしていこうという強い意気込みを感じました。日建協は今後も日本国土開発コミュニケーション協議会の活動を応援していきます。