東西組合細見 neo19/りんかい日産建設職員組合

左上から 横田名古屋支部長、岡本会計監査、小幡会計監査、和泉東京支部長、井上水戸支部長、奥田九州支部長、高野東北支部長
左下から 相川中央執行副委員長、細川中央執行副委員長、元水中央執行委員長、二階堂事務局長、武松中央執行副委員長
右上枠内 近藤大阪支部長

大正13年創業の日産建設と大正15年創業のりんかい建設が合併し、平成15年にりんかい日産建設が誕生しました。日本最初の自動車工場である、日産自動車の横浜工場建設を請け負ったほか、海洋土木ではパイオニア企業として様々なノウハウや技術で多くの浚渫、埋立、港湾建設工事に携わってきました。
令和5年には、芝大門に本社と組合事務所が移転しました。各フロアや打ち合わせスペースなどが広くなったことにより社員同士が部署の垣根なくコミュニケーションがとりやすい環境になりました。職員組合も統合から20年を迎え、日々働きやすい会社、魅力ある会社を目指し精力的に活動しています。

◆ 設 立:2004年3月◆ 組合員数:約370名(2024年7月18日現在)
◆ 本部執行委員数:13名◆ 組織率:ー
◆ 支部数:6支部(東北、水戸、東京、名古屋、
・/大阪、九州)
◆ 執行委員会:全体会議は年3回
(三役会議は月1回程度)

働き方改革、業務効率化の変革期を迎えて

元水委員長

当社では働き方改革や時短にむけた取り組みとして、昨年度、人事制度の改定がされるとともに、新しい経理のシステムが導入されました。また、水曜日ノー残業デーや、平日20時までのPC電源自動シャットダウンの他、2024年4月から運用開始となった新しい勤怠システムの導入で残業時間が見える化されたことにより、日々の業務時間の意識付けも進みました。
ただ、新たなシステムの導入による課題として、人事評価や、手当について組合員から様々な声が寄せられているので、会社には組合員から汲み上げた意見を適切に提示してより良い会社構築に反映したいと思っています。「みんなが働きたいと思える会社」をめざし、今年度はアンケートや職場連絡会での意見収集、同業他社との意見交換によってこれらのシステム変更による問題点を明らかにし、働き方改革、業務効率化の目線で組合員からの要望をどう会社側に伝えていくか、真意が伝わっているのかを確認しながら、会社に提言することに注力したいと思っています。

アンケートの回答率は約80%

当組合でもっとも力を入れている活動の一つにアンケートがあります。賃金や手当、福利厚生、業務改善、ハラスメント等の様々なアンケートを独自に行っており、回答率は約80%となっています。今年は会社の制度変更もあったことから、どのように回答率を上げるか、どのように見やすくするかなどを日々検討しながら、様々なアンケートで組合員の意見を幅広く収集・分析し、有効活用できるようにしていきたいと思っています。

女性組合員同士でのランチ職場連絡会

二階堂事務局長

通常、職場連絡会は終業後の17:30以降に開催していますが、弊組では女性組合員の割合が全体の約2割となっており、そのほとんどの方が一般職です。なかには子育て中(時短勤務)の方も多く、開催のお声がけをすると、「終業後の参加は厳しい」という声があがっていました。そこで思いついたのがランチ職場連絡会です。「ランチタイムであれば参加できる!」といった声や、「男性がいると話しづらい悩みや意見もあるので女性限定にしてもらえたら嬉しい!」という意見を反映し、2年前に東京支部で最初の開催をしたところ非常に好評でした。コロナ禍もあり、女性同士の交流も減っていたため、開催後はお礼や嬉しい言葉をたくさんいただきました。翌年からは他の支部でも開催してほしいとの依頼があり、昨年度は東北、水戸、東京、九州と4支部で開催しました。内勤、外勤、職種などを問わず、女性組合員の8割程度の方に参加いただいています。アンケートだけでは吸い上げきれない生の声を大事にし、今後も継続して開催していきたいと考えています。


会社の制度変更の真っただ中で、工夫を凝らしたアンケートやランチ職場会を企画するなど、お二人が組合員の生の声を聞き、情熱をもって活動に取り組んでいる様子がうかがえました。取材にご協力いただきました元水委員長、二階堂事務局長、ありがとうございました。