NikkenkyoNews Vol.65 国土交通省地方整備局提言活動 ② ・・・ 北海道開発局・中部地方整備局
2017年5月22日(月) 北海道開発局
2017年5月24日(水) 中部地方整備局
日建協では、国土交通省に対し 「作業所における4週8休の実現にむけて ~ 建設産業の働き方改革は4週8休から ~」 と題した提言書を用いて、今年度の提言活動を行っております。先日の本省を皮切りに、各地整への提言活動を開始しました。
今号では北海道開発局・中部地方整備局の提言活動について報告します。両地整とも 「担い手確保」 や 「働き方改革」 について積極的に取り組み、各種施策を実施しております。まずは国交省の直轄工事で範を示し、他の公共発注工事、民間工事へも波及することを期待します。
ここでは両地整の独自の取り組みをご紹介します。
<北海道開発局>
北海道開発局では、担い手確保の一環で、旅行会社と共同で社会インフラの役割を紹介する公共施設見学会を開催しています。また、出前講座やパネル展示も行い、子ども達だけでなく親御さんへの理解を得るように努めています。
工程監理をする上で、工事円滑化会議では、受発注者間で施工条件などを確認しています。また、施工効率向上プロジェクトを立ち上げ、工事の着手前から工事中、完成後に至る工事監理をしています。
<中部地方整備局>
中部地整では建設産業を社会全体に知ってもらうため 「旬な現場」 を紹介、昨年度630回 (約15,000人) の現場見学会を実施しました。また、「先生のための学習支援講座」 を実施しています。これは中部地整が学校の先生向けに開催するもので、川、道路や港といった身近に存在する社会資本を 「総合的な学習の時間」 等の授業に採り入れてもらい、子供たちの興味をひく方法を紹介しています。
また、担い手確保のため、中部地方整備局管内の各県建設業協会等が立ち上げた中部圏建設担い手育成ネットワーク協議会にオブザーバーとして参加しています。そこではご当地アイドルを起用した中高生向け広報用DVD 「~ 建設業 夢を形にする世界 ~」 を作成していますので、一度ご覧になってみてください。