NikkenkyoNews Vol.68 国土交通省地方整備局提言活動 ③ ・・・ 九州地整・北陸地整
2017年5月29日(月) 九州地方整備局
2017年5月30日(火) 北陸地方整備局
日建協では、国土交通省に対し 「作業所における4週8休の実現にむけて ~ 建設産業の働き方改革は4週8休から ~」 と題した提言書を用いて、今年度の提言活動を行っております。先日の本省を皮切りに、各地整への提言活動を開始しました。
今号では九州・北陸各地整の提言活動について報告します。両地整とも 「担い手確保」 や 「働き方改革」 について積極的に取り組み、各種施策を実施しております。まずは国交省の直轄工事で範を示し、他の公共発注団体、民間工事へも波及することを期待します。
ここでは両地整の独自の取り組みをご紹介します。
<九州地整>
週休2日の導入を推進するため、九州地整独自の取り組みとして平成29年度から、受注者に対して段階的なインセンティブの付与を実施します。週休2日の実施は受注者が判断し、4週6~7休を達成した工事には工事成績における加点評価を行い、4週8休を達成した工事ではさらに間接工事費の補正を行うものです。
また、担い手確保の一環として、九州建設業協会、日本建設業連合会との共催で平成25年度より 「おとうさんの仕事場見学会『親父の日』」 を開催し、平成28年度は9か所で531名が参加しました。
<北陸地整>
週休2日実施支援モデル工事で新たに工程共有強化型を実施します。本モデル工事では工程調整部会を月1回以上必ず開催し、同時に工程共有表 (CCS) に休日の計画も明記することとしています。
また、受発注者間のコミュニケーションの向上や生産性向上を実現するため、「良くわかるシリーズ」 を作成しています。現在のところ 「良くわかる工事連携会議(いわゆる三者会議)」 「良くわかる工事円滑化推進会議 ~ 受発注者コミュニケーション ~」 「良くわかる設計業務等の品質確保 ~ 業務改善の取り組み ~」 「良くわかる設計と工事の図面」 をリリースしています。
北陸地整発注の工事をしている方でなくても、分かりやすく、参考になるものと思いますのでぜひ一度ご覧ください。