一人ひとりが いきいきと働ける 建設産業をめざして! ・・・ ダイバーシティ推進

日建協は、誰にとっても働きやすい建設産業をめざして活動しています。「ダイバーシティ」 といえば 「女性活躍」 というイメージですが、他にも様々な分野でダイバーシティという考え方があります。今号では、ダイバーシティの概念や加盟組合企業での取り組みをご紹介します。

ダイバーシティって何?

「ダイバーシティ (Diversity)」 を日本語に訳すと 「多様性、たくさんのありさま」 です。人種、性別、年齢、身体障がいの有無などの外的な違いや、価値観、宗教、生き方、考え方、性格、態度などの内面の違いを含め、人間は全てが多様であることを指しています。

 

ダイバーシティ推進は建設産業の発展につながる!


 

『こうあるべき』 と画一的な型にはまることを強要するのでなく、各自の個性を活かし能力を発揮できるような組織をつくることにより、個人だけでなく、組織自体にとっても大きなプラスをもたらします。働きやすい職場になり、チームワークや生産性も向上します。幅広い雇用を受け入れることで、地域貢献やCSR (企業の社会的責任) を果たすことにもなり、建設産業の発展にもつながります。

加盟組合企業もダイバーシティ推進に取り組んでる ?

加盟組合にアンケートを実施し、ダイバーシティ推進への取り組み状況について調査しました。 (※ 回答数35社)

アンケートでは、ダイバーシティ推進担当組織は 「あり」 と答えた企業が4割でした。ダイバーシティ推進専門の組織を設けている会社は4社あり、働き方改革推進や採用、人材管理等の業務と兼務している会社の方が多い結果となりました。
また、多くの企業が女性だけでなく外国人、障がい者の活躍推進にも取り組んでいます。属性のみならず、働き方の多様性に関わる介護・育児やパートタイマーなども対象にしています。

ダイバーシティ推進取り組み企業の認定マーク

国や地方自治体などは、子育てサポートや女性活躍など、ダイバーシティ推進の取り組みが一定基準を満たした企業を認定し、各種認定マークを提供しています。日建協加盟組合企業も認定マークを取得しています。

※ 他にも地方自治体が認定するマークもあります。

ダイバーシティ専門部署を訪問しました!

加盟組合企業の中でも数少ない専門部署を設置している、鉄建建設株式会社ダイバーシティ推進部を訪問し、野本ダイバーシティ推進部長と人事部渡辺担当部長にお話を伺いました。

鉄建建設への訪問では、さまざまな価値観を持つ社員が能力を発揮できる職場実現のため、積極的にダイバーシティ推進に取り組む意気込みを感じました。野本部長、渡辺部長、忙しいなか貴重なお話しを聞かせていただき、ありがとうございました。

 

終わりに


 

現在、建設産業のダイバーシティは、女性活躍推進を中心に取り組んでいます。しかし、建設産業では少子高齢化による労働人口の減少にともない、担い手不足が叫ばれているなか、誰にとっても働きやすく、能力を十分発揮できる環境整備が必要になります。女性活躍だけでなく、他の分野にも目を向けることで、新たな価値や大きな成果を生み出すことができるようになるのではないでしょうか。日建協でも、建設産業におけるダイバーシティについて、女性活躍推進以外の様々な取り組みに関しても情報収集を行い、組合活動に取り入れていきます。

 

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