NikkenkyoNews Vol.23 外国籍組合員座談会を開催
日時:2024年3月28日(木)15:00~17:00
場所:ワイム貸会議室 高田馬場
外国籍組合員が日本の建設産業で働くうえで直面している問題、今後取り組むべき課題を把握するために、外国籍組合員座談会を開催しました。
座談会には8加盟組合にご協力いただき、技術系・事務系あわせて10名(会場8名、オンライン2名)の方が参加しました。
【座談会テーマ】
日本の建設会社で働こうと思った理由
日本の建設会社で働いていて、良いと思うこと、困っていること
わたしの将来のビジョンについて
今の自分の処遇(給料)についてどう感じているか
上記のテーマについて意見交換を行いました。皆さん初対面にもかかわらず、すぐに打ち解けて会話が弾んでいる様子が印象的でした。
直面している問題では、日本語でのコミュニケーションや、現場での専門用語の難しさ、日常生活のサポートや相談窓口が欲しい、などの意見がありました。将来のビジョンについては、施工管理技士や技術士などの資格を取得したいとの声が多くあり、試験を英語でも受験できるようにしてほしいなどの意見がありました。また処遇(給料)については、円安に対する不安や物価上昇の影響が大きく、ベースアップはしているもののまだ足りないという意見のほか、会社に母国への帰省旅費を支給してほしいとの声がありました。
日建協としても、座談会をつうじて、日本国内で働く外国籍組合員が抱えている問題や課題を把握することができました。得られた問題点や課題は、今後の活動に活かしていきます。(長島)