「工期に関する基準」ができました!!
~適正な工期確保で、魅力ある建設産業を~
2019年に成立した改正建設業法に「著しく短い工期による請負契約の締結の禁止」が盛り込まれたことに伴い、2020年7月、中央建設業審議会において「工期に関する基準」が作成され、実施が勧告されました。そして、2020年10月に建設産業の働き方改革を加速させる画期的な改正建設業法が施行されました。今回は改正のポイントである「工期に関する基準」について説明します。
日建協では提言活動において、外勤組合員の長時間労働の是正や作業所の週休2日(4週8閉所)の実現を訴えてきました。今回の法改正が建設産業の働き方改革のために行われ、また、「4週8閉所の取組みは意識改革、価値観を転換していくための有効な手段のひとつ」と記されたことは、建設産業にとって画期的なことであり、これまでの活動が実を結んだと考えています。
法改正において「工期に関する基準」が示されましたが、これが適正に履行されなければ意味がありません。日建協は、建設産業で働く者のために、この「工期に関する基準」がきちんと履行されているか注視していきます。