からだをあたため健康になろう! ① 冷えは万病のもと
体温が1度下がると免疫力が30%低下する
これは、体温が下がるほど免疫の主役である白血球の働きが低下するためです。逆に体温が1度上がったときは5~6倍の働きをすると言われています。
健康な人の体温は36.5~37.0度です。病気を治す、さらには予防し、元気に過ごすためには、日頃から体を温める習慣をつけ、体温を理想的な状態に保つことが大切です。まずは、自分の生活習慣を見直してみましょう。
体を冷やす6つの生活習慣
■下半身の運動不足
体内の熱はほとんどが筋肉で作られるため、筋肉の70%以上を占める下半身の筋肉量が減少すると体が温まりません。
■体を冷やす食品の食べすぎ
■冷房の冷やしすぎ
■過度なストレスによる血液循環の悪化
■薬の飲みすぎ
解熱鎮痛剤をはじめとするほとんどの薬は、体を冷やします。特に長期間の服用に注意。
■シャワーだけの入浴
一番身近な食生活の改善でからだをあたためよう
体温を上昇させるため、私たちに一番身近な生活習慣である食事の改善により、冷え防止に取り組んでみませんか。
漢方では人の体質を「陽性体質」と「陰性体質」、どちらでもない「間性体質」の3つに分けています。食品も同様に「陽性」と「陰性」があり、陽性食品は体を温め、陰性食品は逆に体を冷やします。
あなたの体質をチェックしてみませんか?
体を温める陽性食品を積極的にとりましょう。次回から具体的な3つの食品についてそれぞれ紹介していきます。