NikkenkyoNews Vol.08 「多様な発注方式 ~設計と施工のあり方~」について~日経BP社と初の意見交換

2015-08於:日建協事務所
2015年9月4日(金)18:30~20:30

 

日建協では建設産業に関連するタイムリーな話題など、幅広く情報を収集する目的で、建設専門誌記者との意見交換会を開催しています。
今回初めての開催となった日経アーキテクチュアと日経コンストラクションの記者を招いた意見交換会では、「多様な発注方式 ~設計と施工のあり方~」「インフラ老朽化対策 ~維持管理におけるゼネコンの役割~」をメインテーマに意見交換を行いました。
記者からは、多様な発注方式について「発注者の関心は、品質・スケジュール・コスト・デザインの4要素をいかに揃えるかにあり、発注者側はデザインに関与する権限を確保するとともに、技術的内容に関しては施工者へ依存するという側面もある。設計・施工の役割分担の明確化を目指すのか、施工者側のリスクが過度にならないか、今後注視していく必要がある。」「発注者が新たな発注方式を模索しているなか、今後どのような発注方式が採用されるのか注視していくべき。」また、インフラ老朽化対策については「社会インフラの維持管理市場が巨大市場になる可能性があるため、建設産業以外も色めき立っている。」「今後は社会インフラの維持管理が大きな課題となっていくので、建設産業も維持管理市場への取り組み方を検討する必要があるのではないか。」などの貴重なお話を頂きました。

 

日建協では、今後も発注方式の動向について情報収集に努め、組合員の皆さんに発信して行きます。