NikkenkyoNews Vol.62 「めざせ 4週8休!」作業所訪問記⑤ 名二環西蟹田北高架橋下部工事

2015年度NEWS 公共工事 4週8休

於:愛知県名古屋市
訪問日:2016年6月9日(木)

 

「めざせ 4週8休!」作業所訪問記では、4週8休の実現にむけて作業所の実態を把握するために訪問し意見交換を行っています。好事例や休暇を取得するための課題・解決策について取りまとめ、皆さんにお伝えしていきます。今回は名古屋環状2号線の高架橋下部工事を訪問しました。

工事名:平成27年度 名二環西蟹田北高架橋下部工事
工 期:平成27年11月17日~平成29年2月28日
発注者:国土交通省中部地方整備局愛知国道事務所
施工:株式会社鴻池組

 

このプロジェクトは、昭和46年に事業化が決定した名古屋環状2号線の最終区間になります。環状道路の開通により都心部に流入・集中する交通を適切に分散・迂回させ、交通混雑の緩和、社会経済活動の発展に寄与するものと期待されています
今回のヒアリングでは、週休2日を実現するにはどのような課題があるかをたずねましたのでいくつかご紹介します。

 

<作業所より>
・工程を週休2日にすると技能労働者の月給が減ってしまい生活が苦しくなるので、土曜日も仕事ができる工事に移動してしまい、技能労働者の確保が難しくなる。
・減ってしまった技能労働者の賃金を現状では元請が補てん出来ない。
・実際、協力会社からは週休2日にしたら作業員の生活ができなくなるのでやめてほしいと言われた。
・現場は機械の故障など何が起きるかわからないので、出来るうちは土曜日も稼働して出来高を上げたい。
・職員は交替で休むことで4週8休は実現できるかもしれない。現状は4週5休である。

 

<愛知国道事務所より>
・「週休2日制」導入には、下請企業における作業員の賃金形態が課題の一つと考えている。

 

週休2日を実現するための課題として技能労働者の処遇改善を進める必要性をあらためて感じました。また、意見交換からは発注者と受注者とのコミュニケーションが取れており協議しやすい工事(作業所)であることを感じることが出来ました。中部地方整備局では、今後も「完全週休2日制モデル工事」を試行して、働きやすい職場環境づくりに取り組んでいくとのことです。

 

日建協ではこうした作業所訪問をつうじ、プロジェクトの特性に応じた課題・解決策について実態把握につとめるとともに、作業所における4週8休の実現にむけた提言活動に反映させていきます。

2015-62