NikkenkyoNews Vol.69 国土交通省地方整備局提言活動 ④ ・・・ 中国地整・四国地整

2017年6月5日(月)  中国地方整備局
2017年6月6日(火)  四国地方整備局

 

日建協では国土交通省に対し、「作業所における4週8休の実現にむけて ~ 建設産業の働き方改革は4週8休から ~」と題した提言書を用いて、今年度の提言活動を行っております。中部・北陸地整に続き地方整備局への提言活動を実施ました。
今号では中国・四国各地整の提言活動について報告します。両地整とも 「担い手確保」 や 「働き方改革」 について積極的に取り組み、各種施策を実施しております。まずは国交省の直轄工事で範を示していただき、他の公共発注団体、民間工事へも波及することを期待します。
ここでは両地整の独自の取り組みをご紹介します。

 


 

<中国地整>

中国地整での提言活動

中国地整では、平成29年1月から全ての工事を4週8休工事の対象としています。週休2日制モデル工事は、発注者指定型と受注者希望型の2種類があり、発注者指定型では達成できれば工事成績で評価します。受注者希望型では未達成であってもペナルティを課しません。中国地整の週休2日としての定義は、土日に限定をせず1週間で2日閉所するようにしています。
中国地整では平成26年に中国地区建設産業魅力発信推進連絡協議会を発足し、各関係団体などと協力して未来の担い手やその家族に建設産業の魅力を発信し情報を共有しています。平成25年から実施しているインフラツーリズムには延べ400名ほど参加しました。

 

<四国地整>

四国地整での提言活動

四国地整では平成27年度から全ての工事(一部工事を除く)で週休2日を推奨しており、平成28年度は25件の受注工事で実施しました。週休2日を達成できた作業所は工事成績として評価しています。また、今年度の発注工事から間接費に関しても仮設費、管理費として計上できるようにしています。
広報活動として産官学が連携し2年に一度、建設フェア四国を開催しています。平成28年の開催では3,500人が参加し、女性の担い手確保を重点とした取り組みとして、高専女子学生と女性技術者が対談するコーナーもありました。また、ものづくり体験のコーナーでは、左官体験を実施しました。
国交省が後援する統一土曜閉所への取り組みとして、四国地整発注の工事現場に日建協ポスターを配布し、休日取得を推進しています。