第一部
仕事以外にもう一つの世界を持つ! 例えば趣味など。
ホビーとしての鉄道 |
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お召し列車
鉄道写真の撮影で最大のイベントが、日本で最高の列車と呼ばれるお召し列車の運転。これは昨年3月に天皇皇后両陛下が、ノルウェー皇太子御夫妻を東京から鎌倉へご案内する時に走ったもの。お召し列車は皇室の専用列車で、機関車と車両は特別仕立てとなり、国旗を掲げて走る。昨年の専用車両での運転は2回。
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@鉄道趣味は奥が深い |
何かの雑誌で、魅力ある人間になるための
5つのポイントして
@仕事以外にもう一つの世界を持つ人
A気配りの利く人
B思いやりがあり、やさしい人
C知性が感じられる人
Dユーモアができる人
という記事がありました。みなさんは、この中でいくつあてはまるでしょうか?
この特集では、仕事以外にもう一つの世界を持つということにスポットをあてて話しを進めようと思います。
仕事に追われる毎日の中で、仕事以外に世界を持つという余裕はないかもしませんが、寝ても起きても仕事のことを考えていては心身に良いことはありません。もう一つの世界を持ち、そこにいる時は仕事のこと、家族のことなど世間のしがらみを解き放ち、肩の荷を下ろし“ほっ”としてみてはいかがでしょう。もう一つの世界というと趣味を想像する方が多いと思います。そこで、筆者の例で大変恐縮ですが「鉄道趣味」という世界をご紹介したいと思います。
建設業は、ご存知のように鉄道とのつながりは社会資本の整備に携わる中で切っても切れません。また、加盟組合の会社の中には、軌道部門を持ち鉄道施設を保守管理し、毎日の鉄道運行を守っている会社もあります。また、新幹線に代表される軌道の建設、鉄道トンネル、駅舎の建設と、建築・土木を問わずに多くのみなさんが携わています。
一方、乗り物好きの趣味という目で見た時は、また違った奥深い世界がそこにはあります。そこでいくつかのジャンルをご紹介したいと思います。
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蒸気機関車
函館本線を走る、SLニセコ号。SLはこのようにモクモクと吐き出す煙が写真のポイント。現在は、このC62型という大型の機関車から、C11という小型の機関車での運行となっている。前日に撮影場所を確保し、熊の恐怖と闘いつつレンタカーで一夜を過ごした。
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A鉄道写真を楽しむ |
鉄道車両を中心に文字通り鉄道の写真を撮る趣味です。鉄道写真もジャンルが多く、例えば列車中心の走行写真や、四季折々の風景の中に鉄道を収めたり、線路脇に咲く花を主役に見たてたりとその人の興味や感性で多種多様です。また、撮る車両も新型車両を撮る人、SL(蒸気機関車)など古い車両を撮る人などに分かれたりします。中には、鉄道雑誌に掲載されるようなプロ顔負けの人もいます。
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撮影スタイル
畑に三脚を立て、列車を待つ鉄道ファン。このように目的の列車が来る何時間も前に待機して列車の通過を待つ。良い撮影ポイントには多くのファンが集まる。 |
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また、鉄道写真にのめり込むうちに、カメラやレンズなどの撮影機材にも凝るようになるのが通例です。“物欲は限りがない、足ることを知るべし”と十分知りながら、カメラ屋さんに足を運ぶ楽しみも仕事の息抜きになります。カメラのグレードアップとともに、なぜか妻の目が気になる今日このごろです。(笑)
●楽しみ方
撮影する列車の通過時間が迫るにつれて胸の鼓動が高鳴ります。それを抑えつつシャッターチャンスに全神経を集中させている時など、日常生活のことをすべて忘れ去ることのできる至福の時です。特に、めったに走らないお召し列車や、イベント列車の撮影の時などなおさらです。そして好きな鉄道を愛用のカメラに収め、ベストショットの写真が仕上ってきた時の満足感は、次回の撮影行に夢を馳せ、明日への仕事の活力となります。
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この模型はNゲージとわれるもの。大きさを比べるため横にマッチ棒を置いてみた。実物は、20年以上も前に引退した車両だが、小学生の時に家族で伊豆へ海水浴に行く時に乗った想い出の車両のため、衝動買いをしてしまった。 |
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B鉄道模型を集める |
鉄道に興味を持つと一度は欲しくなるのが鉄道模型です。幼少のころ遊んだプラレールが大幅にグレードアップしたものでしょうか。鉄道模型もジャンルがありますが、Nゲージといわれる線路幅が9ミリの模型とHOゲージという線路幅が16.5ミリの模型が代表格です。また、JR特急などの日本で走る車両を走らせる人、オリエンタル急行などのヨーロッパの外国車両を走らせる人など多彩です。
これから始めるかたには完成品の種類の多さ、入手のしやすさ、価格・住宅事情による運転スペースなどから見てNゲージがお手ごろです。
●楽しみ方・・・・・・・・・・・・・・
@買う楽しみ
好きな車両、幼少のころ家族旅行で乗った思い出残る車両を買って手元に置き、たまに眺めると心が安らぎます。また、仕事の帰り道に模型ショップに立ち寄り、ウインドーショッピングをするのも良いでしょう。私事になりますが、休日は、近くの鉄道模型ショップに行くのが楽しみです。
A動かす楽しみ
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交通博物館の模型レイアウト(HOゲージ) |
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畳の上に線路を繋いで、好きな車両を走らせます。また、線路の他に建物、景観などを取りつけた固定レイアウト(箱庭のようなもの)を作成し、そこで走らせる人もいます。自作の風景の中で走らせると“らしくなり”、本物を運転しているような気分になります。模型を走らせながら、無意識に指差し確認や駅名をアナウンスして、家族から奇異の目で見られてしまうのは筆者だけではないでしょう(笑)
B作る楽しみ
つくる仕事ばかりで、趣味ではつくることはしたくない!という諸氏もいらっしゃるかもしれません。しかし、車両のキットを購入し、プラモデルのように組み立てて完成させるというのも魅力の一つです。自分の作った車両がレールの上を走るのは、出来合いのものに比べ愛着もひとしおです。また、制作している間はそれに没頭できるので、良い気分転換になることでしょう。Nゲージでもたくさんの組み立てキットが出ています。
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C鉄道で旅行してみる |
鉄道趣味に鉄道旅行は欠かせません。新型車両に乗ったり、レトロな車両に乗ったり、未知の路線を走破したり、ふと降り立った駅の雰囲気に浸ったりと、その醍醐味は語りくせません。時刻表と旅行のガイドブックを手に計画している間に、こらから体験するであろうことを空想する時間も良い気分転換です。鉄道旅行は時間がかかりますが、車窓を眺めながら物思いにふけるのもよし、列車の揺れに身を任せ小説を読むのもよし、缶ビール片手に同行の士と語らうのもよしです。
●楽しみ方・・・・・・・・・・・・・・・・
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美しい富士山を眺めながらの旅はいかが? |
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@鉄道全線の乗り潰し
鉄道に乗って、北海道から九州まで乗り潰す趣味です。私たちはサラリーマンです。長い休みはとれませんので、仕事と同じで段取りが肝心です。出発前に、徹底的に時刻表を読みこなし、より効率的に乗り潰すルートを考えます。多大な時間と年月を要しますが、達成感は相当なものでしょう。人によっては車窓を楽しむために昼間の列車に乗る、一駅一駅を見るということで各駅停車に乗る、といった自分のルールを持つ人もいます。
A好きな車両に乗る
車好きの人が、乗ってみたいスポーツカーや外車があるように、鉄道好きも人それぞれ好きな鉄道車両があります。わざわざそれに乗る趣味です。例えば、東京から大阪へ帰省するのに「のぞみ」なら2時間半なのに、寝台列車に乗りたいために東京を夜11時に出発し、大阪に翌朝7時過ぎに着く寝台急行「銀河」で帰るという類です。
B目標を決めて旅行する
例えば、日本の東西南北の端にある駅に行ってみるなどがそうです。ちなみに最北端と最東端の駅は北海道にあり、“稚内”と“東根室”、最南端と最西端は九州にあり、指宿枕崎線の“西大山”と松浦鉄道の“たびら平戸口”です。その他、日本の海岸線を鉄道でまわるという目標を持って旅行する人などもいます。
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愛称版などの鉄道部品 |
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D鉄道グッズをコレクションする |
@切符の収集
自分で使ったものや専門店で購入したものを、国鉄、JR、私鉄などと分類しコレクションします。この手のコレクションは切手収集が有名ですが、それに似たようなものでしょうか。「旅の想い出に収集する」、また「切符の歴史の変遷を知るために戦前の切符から収集する」など、奥深いものがあります。「幸福」「愛国」「福生」「銭函」など、縁起の良い駅名の入場券を集めるというのは入門編かもしれません。また、切符以外にオレンジカードや駅弁の包みなどを集める人もいます。
A鉄道部品の収集
おそらく、鉄道趣味の中でもっとも家族や仲間の理解を得にくいジャンルです。行き先表示板や、特急の愛称版、電車の解体部品を、専門店や車両基地のイベントで購入し収集します。
●楽しみ方・・・・・・・・・・・・・
一言でいえば収集する楽しみでしょうか。切符は整理するという楽しみもあります。部品収集は説明に窮しますが、強いて言えば心の癒しでしょうか。熱帯魚を鑑賞用に飼うのと同じで(?)、部品を見ていると心が癒されます。例えば急行「八甲田」の愛称版を見ていると、夜汽車の汽笛がどこからともなく聞こえてきて、1日の疲れが癒されてしまうというのは筆者だけでしょうか?
気をつけなければいけないのは、特に部品収集は家族から見ればただのガラクタ収集です。くれぐれも分別処理されないよう、管理する必要があります。
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E家族サービスも忘れずに! |
鉄道趣味はここにあげた以外にもまだまだあります。最近流行なのが鉄道の廃線跡を探索するというものです。例えば長野新幹線の開業で廃止になった、信越線の横川―軽井沢などは代表例です。また、時刻表に始まり歴史書、技術書、雑誌を読んで知識を習得する「鉄道を読む」という趣味。SLの音などを「録音する」というのもあります。
このように鉄道趣味は多種多様ですが、残念ながら愛好者は殆どが男性です。なかなか女性の理解を得られず、「男のロマンだ!」と主張し趣味に没頭すると、家庭内で孤立する危険があります。忘れていました、家族サービスも重要なもう一つの世界です。(笑)
さて、しっかりとした趣味は、その人の人生に厚みと幅を持たせてくれると言います。この鉄道趣味がそれに該当するかわかりませんが、一つだけ言えることは、仕事以外の交際範囲が各段に広がるということです。仕事以外にもう一つの世界を持とうということで、このような世界もあることを紹介させていただきました。
次は親子で楽しむ鉄道です。 |
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第二部
親子で楽しむ鉄道 |
この4月から小、中学校は週休2日になりました。土曜日にお父さんが休めれば、子供たちと接する機会が増えるわけです。現実はそう簡単ではありませんが、鉄道を通して親と子で触れ合いの場を持つというのはどうでしょう。ここでのポイントは、せっかくの休日なのでお父さんも楽しめなくてはいけないということです。そのような観点から、いくつかの楽しみ方をご紹介します。
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交通博物館 |
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F交通博物館へ行ってみよう |
鉄道に関するあらゆる物が揃っているのが交通博物館でしょう。特に、東京では神田の交通博物館、青梅鉄道公園、大阪では交通科学博物館、京都の梅小路機関車館などが有名です。本物の鉄道車両の他、鉄道模型の大レイアウトも魅力的です。きっと子供たちは目をらんらんと輝かせ、楽しい1日を過ごすことでしょう。別表に、博物館の一覧を掲載しました。
●鉄道主体の主な博物館一覧・・・・・・・・・・・・・・
博物館名 |
最寄駅 |
時間 |
入場料 |
特 徴 |
小樽交通記念館 |
函館本線小樽駅 |
09:00〜18:00 |
940円 |
道内で活躍した50両以上の鉄道車両を展示 |
三笠交通記念館 |
函館本線岩見沢駅 |
09:00〜17:00 |
520 |
500メートルの保存線を使い動態保存のSLを運転 |
碓氷峠鉄道文化村 |
信越本線横川駅 |
10:00〜16:30 |
500 |
碓氷峠で活躍した電機機関車他、40両以上の車両を展示 |
交通博物館 |
山手線秋葉原駅 |
09:30〜17:00 |
310 |
大正10年に開館。鉄道のほか、自動車・飛行機なども展示 |
青梅鉄道公園 |
青梅線青梅駅 |
09:15〜17:00 |
100 |
蒸気機関車を中心に11両の車両を展示 |
佐久間レールパーク |
飯田線天竜駅 |
10:00〜16:00 |
140 |
飯田線ゆかりの車両を駅構内に展示。JR東海の直営 |
博物館明治村 |
名鉄犬山駅 |
09:30〜17:00 |
1,600 |
日本最古の動態保存のSLや、京都市電が園内の交通として走る |
梅小路蒸気機関車館 |
東海道線京都駅 |
09:30〜17:00 |
400 |
機関車庫に18両のSLを展示。うち数両は展示運転される |
交通科学博物館 |
大阪環状線弁天島 |
10:00〜17:30 |
700 |
交通博物館と同じく歴史があり、陸海空の乗り物を展示 |
*入館料は大人のもの。開園日、開演時間は季節により変わるところもあります。
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G駅に電車を見に行こう |
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東京駅にて
(スーパービュー踊り子) |
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筆者の小学生のころは(1975年前後)、上野駅や大阪駅などの主要なターミナルに行くと、多くの特急や急行が頻繁に発着していました。冬など、雪を載せた長距離列車が到着すると、行ったことのない雪国を想像したりもしました。新幹線網がのびると在来線の特急、急行はその使命を終えて廃止になり、以前と比べると寂しくなりました。しかし、まだまだ活躍している特急、急行も多くあります。時刻表で発着の列車時刻を調べ、駅に出向いてはいかがでしょうか。また、カメラを持って行けば、鉄道写真の入門編となります。たまに駅で親子で鉄道写真を撮っている光景に出くわすとたいへん羨ましく思います。
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留萌本線を走るSL |
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HSLに乗りに行こう |
昭和50年代前半に現役の蒸気機関車が引退して長い年月が経ちましたが、観光や地域振興のイベントなどで蒸気機関車が復活しています。定期的に運転していますので、手ごろに乗ることができるようになりました。みなさんの中には、通勤・通学で使った列車が蒸気機関車だったという方もいらっしゃると思います。石炭の煙の匂いは、青春時代や苦労した現場のことを思い出させてくれるかもしれません。
また、子供たちも電気やディーゼルで走る機関車では味わえない躍動感を感じて興奮するに違いありません。おじいちゃん、おばあちゃんも連れて、家族総出で行ってみてはいかがでしょう。蒸気機関車に乗れる路線を一覧表にまとめてみました。
主要なSL
愛称 |
使用する機関車 |
走行区間 |
SLすずらん号 |
C11型 |
留萌本線 深川〜増毛 |
SKニセコ号 |
C11型 |
函館本線 小樽〜欄越 |
SLばんえつ物語号 |
C57型 |
新潟〜(磐越西線)会津若松〜郡山 |
SL奥利根号 |
D51型 |
上越本線 高崎〜水上 |
SLもおか号 |
C11、C12型 |
真岡鉄道 下館〜茂木 |
パレオエクスプレス秩父路号 |
C58型 |
秩父鉄道 熊谷〜三峰口 |
SL川根路号 |
C10・C11・C12・C56型 |
大井川鉄道 金谷〜千頭 |
SLやまぐち号 |
C57型 |
山口線 小郡〜津和野 |
SLあそBOY号 |
8600型 |
豊肥本線 熊本〜宮地 |
*年間を通して比較的運転本数の多いSLを掲載しました。詳しくは時刻表にてお調べください。
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Iイベント列車の乗車にチャレンジ |
最近、新幹線の開業で廃止になった特急電車や、特急との統合で廃止された急行電車のリバイバル運転が行われるようになりました。最近では、特急「とき」「ひばり」「あさま」「はつかり」「月光」「しおじ」、
急行では「佐渡」「伊豆」「津軽」などでしょうか。イベント運転のため、1日限りなどの期間限定ですが、往時の車両を使ったりして現役当時の姿を再現しています。このようなイベント列車は、乗車記念証明書など記念品を配布する場合がほとんどです。子供たちには宝物になるはずです。
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リバイバル特急「想い出のはつかり号」の走行写真 |
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また、お父さんにとっては、就職のための上京に、転勤のために家族で乗った記憶を呼びおこしてくれることでしょう。5月には、特急「はと」(広島―岡山)、「しおじ」(新大阪―広島)、6月には「やまびこ」(上野―盛岡)がリバイバル運転されます。
さらにイベント的なものとして、トロッコ列車の運転やアニメキャラクターのイベント列車などいろいろなものがあります。イベント列車の情報は、時刻表のニュース欄や鉄道雑誌で知ることができます。
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リアリティあふれる鉄道模型 |
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J鉄道模型で遊ぶ |
鉄道趣味のところで書かせていただいた鉄道模型は、大人だけでなく子供の世界にも広がっています。Nゲージでは入門編として車両や線路をセットにし、お手ごろな価格で売っています。また、中古品を安く売るお店もありますので、まだ子供にはもったいないと思う方は、中古品を買ってあげるのも一つの手です。子供たちはプラレールやおもちゃにないリアリティーさに胸躍らせることでしょう。父親に買ってもらった鉄道模型は、一生の宝物になります。
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K鉄道の情報を入手する |
鉄道趣味を始める、親子で鉄道を楽しみたいという時には、まず情報の入手が大切です。日ごろ筆者が情報源として使っている雑誌は、鉄道写真系は「レイル・マガジン」、鉄道知識の習得は「鉄道ファン」、鉄道旅行系は「鉄道ジャーナル」、イベント列車の運転情報などは「鉄道ダイヤ情報」です。
また、鉄道模型は「RMモデル」、「鉄道模型趣味」という雑誌があります。これらは、月刊誌でだいたい20日前後の発売となります。ほとんどの書店が扱っていますので、手にとって見ることができます。
また、今はホームページでも鉄道系サイトは数多くあります。最近、「鉄道趣味系サイト案内」(中央書院 1,800円)という本が出ましたので参考になります。それから、気楽に参加できる鉄道趣味団体として、日本最大の「鉄道友の会」(会員数4,500名)があります。入会することで、親子でイベントに参加する機会も増やせます。
鉄道フォーラム http://www.nifty.ne.jp/forum/ftrain/
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Lパパと一緒にいよう |
男の子は、多かれ少なかれ乗り物に興味を持つと思います。今回は、第一部の鉄道趣味からの流れで、親子で楽しむ鉄道ということで紹介させていただきました。内容的に男の子のいる家庭むけの記事になってしまいました。ご了承ください。
筆者には小学生の3人姉妹がおりますが、鉄道にはまったく興味を示してくれません。親子の鉄道の楽しみ方はこの他にいろいろありますが、筆者に息子がいたらこうしたいうという願望を込めてご紹介してみました。最近、JRでも私鉄でも女性の運転手や車掌をみかけることがあります。せめて3人のうち1人でもそうなってくれたらと思う今日このごろです。広く浅い記事となってしまいましましたが、親子の触れ合いの参考に少しでも役立てていただければと思います。
ところで、日建協ではみなさんのご協力を得て、昨年9月に家計簿調査を実施しました。その中の自由筆記欄に奥様からのコメントで「子供が小さいうちは、せめてパパと接する時間を増やしてあげたい、時短推進活動をがんばって欲しい」という声に胸を打たれました。また、会社の先輩から、日建協は時短アンケートを年中やっているけどぜんぜん時短が進まないじゃないかとお叱りを受けました。
日建協としても、このような声をしっかりと受けとめ、子供たちと接する時間をなんとか増やそうという観点からも活動していきます。ご協力をよろしくお願いします。■ |
参考書
・紳士の鉄道学 青蛙房刊
・鉄道趣味系サイト案内 中央書院刊
・鉄道 その素晴らしき世界 KKベストセラーズ刊
・日本全国SL列車に乗ろう イカロス出版 |
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