閉じる 本文へジャンプ
舫 い
 「棚がひっくり返って商品が落ちているよ、お店の人は片付けが大変だろうなぁ」駅まで10分くらいの通勤路、途中にあるコンビニエンスストアを横目に見ながら思った。
私は1995年1月当時、大阪支店に配属され伊丹空港近くの社員寮から京都にある作業所まで通勤をしていた。早朝、最寄り駅に到着したが、待てども電車は来ない。仕方なくホームで待つことにした。30分くらい待っていると、駅員がホームに梯子を掛け始めた。「何事か」と思うと、駅員を先頭に通勤客が高架線路の上を、こちらに向かって歩いている姿が見えた。電車運転再開のめどは立たず、仕方なく寮に戻った。台から落下した部屋のテレビは破損していたが、放送は見られた。この時はじめて兵庫県南部に震度7の激震が襲ったことを知った。災害現場を目の当たりにした時の衝撃は今でも忘れられない。
震災での建物被害が検証された結果、病院・学校など被害の少なかった建物は建築基準法が厳しくなった1982年以降の建物であったことが分かった。この教訓から行政は、災害に対し「安全で、安心できる公共施設」を目指し、「公共施設の耐震改修」を指導することになる。平成21年6月の文部科学省発表の資料によると、公共学校施設は約125,000棟あり、67%は耐震性が確認されている。しかし残り33%は未診断、耐震性なしということである。震災から15年が過ぎているのに「未診断」という結果自体があることに驚く。

震災から15年が経ち、建設産業は復興に尽力した。街並みは何も無かったように新しい姿に変わった。
       
(安室)



編集後記
いよいよ3月。もうすぐ春ですね! 3月と言えば、そう、賃金交渉の時期です。賃金交渉は組合活動のなかでも最も重要な活動です。組合員のみなさんが今一番知りたい情報を、ということでCompass3月号では「賃金交渉」を特集記事としてとりあげました。
私たちを取り巻く社会情勢や家計の現状、そして私たちが求める「あるべき賃金水準」とはいくらなのか、という内容をたくさん盛り込みました。本格的な交渉を目前にひかえ、必要な情報をきちんと収集し、賃金交渉に向けて意識を高めていきましょう。
もう賃金交渉ポスターを目にした方も多いと思いますが、今年のキャッチフレーズは「勝ち取ろう! 明日への活力と家族の笑顔」です。春の訪れとともに、たくさんの笑顔の花が咲くように頑張っていきましょう。また、今号でとりあげた「休活のすすめ!」はいかがでしたか? 「就活」、「婚活」という言葉が流行りましたが、次は「休活」をみんなで流行らせましょう!


このページのトップへ  

閉じる
Compass785