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舫 い
 「サッカーワールドカップ南アフリカ大会が終わって、早2ヶ月。サムライジャパンが短期間でチームの結束力を固め、惨憺たる前評判を蹴散らして、見事ベスト16という快挙を成し遂げたことはまだ記憶に新しい。私のような素人の眼から見ても、「チームとして意志の疎通ができていた」ことが大きな勝因のひとつであったことは分かる。言いかえれば、メンバー同士のコミュニケーションがきちんととれていて、今何をするべきなのかということを、メンバー全員が同じ認識を持ちながらプレーできていたということである。組織というものが、メンバーの個人力の総数を上回る威力を発揮するのは、まさにこの様な瞬間だと実感した。普段は別々のチームでプレーしている選手が、ワールドカップの予選・本戦の期間だけ、国を代表するひとつのチームをつくり、短い時間の中で意志の疎通を成し遂げ、組織力を最大限まで高めることができたチームに勝利の女神は微笑むのかもしれない。
 「組織力」が重要なのは何もサッカーだけでなく、会社や組合といったすべての組織に当てはまる。もちろん日建協においても同様である。特に、日建協本部のメンバーはサッカーと同じ11名で、みな別々の会社から集まり、3年という短い任期のなかで精一杯活動するという点だけ見れば、その境遇は「サムライジャパン」とよく似ていると思うのは私だけであろう。反論を覚悟して、あえて“サムライ日建協”という言葉を使いたいと思う。2010年度の“サムライ日建協”の活躍はいかに。乞うご期待! 

       
(黒豆)



編集後記
 今年の夏は例年以上に暑い日が続き、連日、熱中症関連のニュースが伝えられました。加盟組合の皆さんも今夏はご自身の健康に対しいつも以上に気をつかわれたことかと思います。厳しい残暑もまだまだ続くと思いますが、どうぞ引き続きご自愛ください。
 さて、今号でご紹介したとおり、8月2日から3日にかけて開催された第87回定期大会より2010年度の日建協活動が始まりました。加盟組合より大会に参加し、2日間にわたって真剣な議論を行った代議員の方々からは、長時間労働など、幾多の問題を抱えた労働環境を「何とかしたい」という強い思いが感じられ、その取り組み姿勢は、私たち日建協にとっても活動スタートへの大いなる励ましとなりました。
 今年度も日建協は、私たちのワーク・ライフ・バランス実現をめざし、「働きがい」「産業としての魅力」「労働条件の向上」へむけて、加盟組合の皆さんのご理解とご協力のもと、全力で活動してまいります。これからの1年間をどうぞよろしくお願いいたします。


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