舫 い
キッザニアという職業体験型パークはご存知でしょうか。パーク内には実に様々な職業を体験できるパビリオンがあります。その中で子供たちは様々な職業を体験し、きちんと仕事をすると“キッゾ”という通貨を受け取り、パーク内で食事や遊具などで使用出来ます。
休日に子どもにせがまれこのパークを訪れたとき、建設現場を模したパビリオンを目にしたわが子が興味本位でチャレンジしたそうです。クレーンの操縦から、ビルを組み立てる過程を模擬体験したことを嬉しそうに話をする姿からは、素直にモノづくりの魅力を感じていたに違いありません。
今わたしたちの働く職場の環境は、長時間労働が常態化し、休めない、早く帰れない環境や状況にあります。そのためにも、ワーク・ライフ・バランスの実現から生活の充実を図ることが必要です。子を持つ親としてはもちろん、豊かな人生を送るためにも、毎日定時で帰る、週末は休むという働く意識と環境を変えていくことが必要です。子の成長は親にとっては、何事にも変えられない宝物。子どもにとっても家族で過ごす時間は大変重要です。
これから賃金交渉の季節。厳しい情勢のおり賃金交渉のなか日々処遇改善にむけた要求も進めていくことでしょうが、休める環境を労使間で協議していくことで、将来を担う次世代に誇れる産業をつくりあげていきたいものです。
編集後記 春は足音をたててやってくるといいます。砂塵を巻き上げる春一番、雪解け水が奏でるせせらぎの音、鳥たちの高鳴るさえずりがその辺のことをいいあてているかもしれません。更に、春はあらしを連れてきます。風が吹き、雨が降り続きます。春は平穏無事にはやってきません。
本号では、私たちの春の足音ともいえる、『賃金交渉』を取り上げさせていただいています。賃金交渉は、わたしたちの日頃の努力や思いを会社に伝える重要な交渉です。他人事と思わずに、あなたの声を会社に伝えましょう。小さな声も集まればやがて大きなうねりとなり、必ずみんなの思いは伝わります。みんなで一丸となって頑張っていきましょう。
春はもうすぐそこです。
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