舫 い
今年5月には、高さ634mとなる東京スカイツリーが開業する予定だ。東京タワーの高さが333mなので、その1.9倍に相当するスカイツリーは、世界一高い自立式電波塔となる。「世界一」という事は何を示唆するのであろうか? そこには「前人未到」の領域があるという事ではないかと思う。誰も経験した事が無い困難を乗り越えられて、初めて「世界一」が達成出来るのだと思う。最近、日本企業や人材のグローバル化が話題となっているが、我が建設業界においては業界の特殊性から、総じてグローバル化が遅れていると指摘されている。今、日本において求められるグローバル化とは何なのか? それは自国だけでなく、言葉、文化、習慣の違う国々を舞台に仕事を成功させる事ではないだろうか。そこには想像もできなかった問題に遭遇し、それを解決していく力が必要であり、それがグローバルに活躍できる力の本質だと思う。現在の日本の建設業界が「世界一」を成し遂げる力は、経験した事が無い困難に遭遇しても、解決し、乗り越える事が出来るという、グローバルに活躍できる力があるという事の証だろう。
編集後記
2012年がスタートしました。年末年始はゆっくりお過ごしになりましたか?
本年はアメリカやロシアの大統領選挙など世界の情勢や経済に大きな影響をもたらす出来事が予定されている年です。どんな一年になるのか気になります。
本号より表紙を一新しました。より季節感が感じられるものとしました。いかがでしょうか。これからも皆さんに親しみやすい誌面作りを心がけていきます。
さて、本号では日建協の山田議長と日建連の福田常務執行役による新春対談や、5大学への出前講座などを取り上げています。
「建設業がこの国を支えているんだ!」と学生をはじめ、これからの世代の人たちが魅力を感じてもらえれば、建設産業の更なる発展も十分可能だと思います。
まだまだ寒い日が続きますが、健康に気を付け、元気に「ワーク」と「ライフ」に取り組みましょう。
日建協も加盟組合の皆さんとともに「絆」を大事に活動してまいります。
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