高田馬場放浪記 第1回 アトムのふるさと 「高田馬場」
高田馬場の地名の由来は、1636年に江戸幕府がこの場所に弓馬を練習する馬場を造り、高田馬場と名付けられたと言われています。時代が下るとともに娯楽の場となり、賭け的などの催し物が行われました。
突然ですが、皆さん「鉄腕アトム」ってご存知ですか? 鉄腕アトムは漫画家 手塚治虫の原作で、1952年に連載がはじまった、10万馬力のロボット少年アトムが、21世紀の未来を舞台に活躍するSFヒーローマンガです。
JR高田馬場駅は、この「鉄腕アトム」のテーマ曲が発車メロディに使われています。作品の中では高田馬場に「科学省」があり、2003年にアトムが生まれました。また、1976年に手塚プロダクションが高田馬場に移転してきたこともあり、高田馬場西商店街振興組合が、街の発展のためJR東日本に要望し、発車メロディにテーマ曲が使われることになったそうです。
高田馬場駅の高架下には、鉄腕アトムをはじめジャングル大帝のレオやブラック・ジャックなど、手塚治虫の漫画作品キャラクターの壁画もあります。
まさに高田馬場はアトムのふるさとなのです。