東西組合細見 neo 3 ― 名工建設職員組合
名工建設株式会社は、1941年鉄道工事専門会社として誕生して以来、鉄道の安全輸送を守る使命を果たしてきました。現在は、土木、建築、軌道の3事業を手掛ける総合建設業として幅広い分野で事業を展開しています。
名工建設職員組合は、昨年結成70周年を迎えました。組合員の生活・地位向上や福利促進をはかるため、活発な活動が行われています。
◆ 設立 : 1947年9月
◆ 組合員数 :797名(2019年1月末現在)
◆ 組織率 : 72%
◆ 本部執行委員数 : 15名
◆ 執行委員会 : 月1回
若い世代の発想力を活かしたい
当組合は 「家族」 と 「安全」 を守ることが何よりも大切である、という精神を諸先輩方から受け継いできました。これからも良き伝統を担って、魅力ある職場環境づくりにむけて取り組んでいきたいと思います。
組合員を取り巻く労働環境はここ数年で大きく変化しています。この先10年、20年と組合、会社が大きく飛躍していくためには、固定観念にとらわれない柔軟な考えを持つことが大切です。将来を担う若い世代の発想力を活かしながら、組合活動のさらなる 「進化」 をめざしています。
家族参加型の取り組みを推進
当組合では、組合員とそのご家族を含めた組合活動に力を入れています。年始には、組合員全員のご自宅へダイレクトメールを発送し、委員長挨拶・組合ニュース・福利厚生制度の案内・お楽しみ企画等のPRを行っています。今期は組合ホームページをリニューアルし、組合員の家族も閲覧できるように工夫しました。
また組合員と家族との写真を募集し、その写真を活用した安全ポスターも毎年作成しています。これには組合が大切にしてきた 「安全に仕事を終えて早く家族のもとに帰ろう」 というメッセージが込められています。さらに家族参加型のレクリエーションを各支部主催で開催し好評をいただいており、今後も継続していきたいと思います。
時短にむけて組合員の思いを届ける
毎年 「賃金と労働に関する意識調査」 アンケートを実施しています。調査結果を踏まえて、組合員の思いを会社に伝え、労働環境の更なる向上への働きかけを行っています。
鉄道軌道部門においてどうしても閉所できない作業所が多いことから、労使では交代での4週8休への取り組みが今後の目標となります。この目標を達成できるよう、会社へ働き方改革にむけた取り組み提案なども行っています。
今回の取材では、働く仲間とその家族を大切にする名工建設職員組合執行部の皆さんの熱い思いを感じることができました。日建協は、これからも名工建設職員組合を応援していきます。