日建協 出前講座2019 ・・・ 学生の就職志向

出前講座

日建協では、将来の建設産業を担う土木・建築学科の学生にゼネコンの仕事の内容や魅力を知ってもらうために、2006年より全国の大学や研修センターで出前講座を開催しています。2019年度は、7大学1研修センターで開催し、合計693名が受講しました。出前講座で実施したアンケート結果より、学生がゼネコンに抱いているイメージや就職先を選択する際に重要視することを探ってみました。

希望就職先で 「ゼネコン」 が2位に後退

希望就職先を聞いてみると・・・

 

出前講座受講前アンケートで学生に希望就職先 (業種) について聞いたところ、「設計事務所・コンサルタント」 が24.3%で1位となり、これまで1位だっ た「ゼネコン」 が21.7%で2位に後退しました。3位以下の順位に大きな変動はなく、官公庁 (公務員) 、住宅メーカー、不動産・デベロッパーと続きました。

ゼネコンを敬遠する一番の理由は 「労働時間が長そう」

学生がゼネコンを敬遠する理由は?

 

ゼネコン以外の業種を選択した学生がゼネコンを選ばなかった理由は、「労働時間が長そう」 が80.5%、 「転勤・異動が多そう」 が54.8%という結果でした。

 

 

労働時間と転勤・異動について、学生からこんな声が出ています。

 

「労働時間が長そう」 について

法政大学にて

・ 工事現場は朝早くから夜遅くまで働いているイメージしかない。
・ 建設業は残業がとても多く、休みが少ないので仕事がきついと聞いている。
・ ゼネコンは残業や休日出勤のイメージが強い。
・ 本当に週休二日で休めるのか疑問だ。
・ 何をやっても残業はなくならないだろうと思う。

 

「転勤・異動が多そう」 について

・ 自分の出身地で就職したいので、転勤の無い業種が良い。
・ できるだけ転勤はしたくない。
・ 工事が完成する度に勤務先が変わるのが大変だと思う。

 

希望就職先を選んだ理由が鮮明に!

希望就職先を選んだ理由を聞いてみると・・・

 

東洋大学にて

ゼネコンを希望した学生は、「給料」 「仕事のやりがい」 「安定性」 など様々な理由で選んでいました。設計事務所・コンサルタントを希望した学生は 「仕事の内容」 「仕事のやりがい」、官公庁 (公務員) は 「安定性」、住宅メーカーは 「仕事の内容」 を選択理由として挙げている人が多くいました。

受講後には8割の学生が 「ゼネコンに興味を持てた」 と回答

受講後アンケートでは、80.2%の学生が 「ゼネコンに興味を持てた」 と回答しました。

学生の声を紹介します。

・ ゼネコンでは現場だけでなく設計デザインなど、多くの分野の仕事ができることを知ることができた。
・ 長時間労働のイメージが強かったが、時短の取り組みを聞いて興味を持つきっかけになった。
・ 実際の体験談を聞いて、大変だがやりがいのある仕事だと感じた。
・ 思っていた以上に女性が多く働いていることや、出産後も働き続けられることを聞くことができて良かった。
・ 自分が思っていたより福利厚生や女性の働きやすさがしっかりしていたので、ゼネコンにも興味を持てた。

出前講座を振り返って

学生にゼネコンを就職先として選択してもらうためには、ゼネコンの仕事の内容や魅力だけではなく、時間外労働時間の削減や休日の取得向上など、労働環境改善にむけて建設産業全体でどのように取り組んでいるかを伝えることも必要だと感じました。日建協では、学生にゼネコンをめざしてもらえるように、引き続き出前講座を開催していきます。組合員の皆さんも、学生と交流する機会があれば、ぜひゼネコンの魅力と建設産業が働き方改革に精一杯努力していることを伝えてください。

 

※ 出前講座の講師を務めていただいた皆様、ご協力ありがとうございました。

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