東西組合細見 neo6 / 鉄建建設職員組合

後列左より 新家執行委員、福田執行委員、黒田執行委員、
二瓶執行委員、小脇執行委員 鬼塚副執行委員長(枠内)
前列左より 中村執行委員、城田副書記長、舟橋執行委員長、関根書記長、秋間執行委員

鉄建建設株式会社は、1944年に鉄道関連工事を主体とした、社会基盤整備を行う国策会社である 「鉄道建設興業株式会社」 として設立されました。その後鉄道施設に関する技術を高めるとともに、総合建設会社として手掛ける分野を拡大し現在に至ります。
鉄建建設職員組合は1947年に設立され、1954年の日建協結成当初から加盟しており、組合員のより良い労働環境が実現できるよう、日々の活動に取り組んでいます。

 

◆ 設立 : 1947年9月
◆ 組合員数 : 1,030名 (2020年1月現在)
◆ 組織率 : 58.3%
◆ 本部執行委員数 : 13名
◆ 執行委員会 : 年12回

 

あらためて仕事と生活のバランスを考える

今期のスローガンは、「みんなで挑戦! 目指そうそれぞれのワークライフバランス」 としました。このスローガンは、昨年のフレックスタイム制度の正式導入を受けて、様々な価値観が認められる今、仕事と生活のバランスも人それぞれであり、ひとりひとりが理想とするワーク・ライフ・バランスの実現をめざそう、という思いを込めました。

労使で時短活動を推進

舟橋執行委員長

会社は4週8閉所の実現にむけて、2019年度4週6閉所100%、4週7閉所80%以上を目標にしています。また、労働時間は管理システムにて把握しており、休日が少ない社員や時間外労働の多い社員には、上司が休日を取得するよう直接連絡し、残業時間の削減についてヒアリングを行うなどの取り組みを行っています。
組合としては日建協の時短アンケート結果を独自に分析して、安全衛生委員会にて報告するなど、会社と協力して時短活動に取り組んでいます。しかしながら、鉄道工事は日勤では社内や発注者の対応、夜勤では作業対応があるので閉所が難しく悩んでいます。

働いた価値に見合う給与水準をめざす

関根書記長

賃金については、30歳 ~ 40歳の中間層の月例給を向上させ、賃金カーブを是正することを重点に取り組んでいます。加えて、若年層の意見ももっと吸い上げていきたいと思います。
今後は、働き方改革の推進による労働生産性の向上で、時間外労働が減り、収入が減少することも考えられます。また建設産業の景気の落ち込みも予想されます。組合としては、労働時間だけでない、働いた価値に見合う給与水準を考えていく必要があります。将来の組合員が安心して生活できるように、賃金交渉を進めていきたいと考えています。

小規模レクで組合活動を活性化

Let’s コミュニケーション!

組合活動の活性化のために、小規模レクリエーションの試験運用を全支部で開始しました。小規模レクとは、組合員が3名以上集まったら自分たちでレクリエーションを開催できる制度です。組合が主催するレクリエーションに参加できない組合員の声を受けて始めました。小旅行や親睦会などが中心で、前期は15回実施され、61名の組合員が参加しました。組合員からは、「コミュニケーションが取り易くなった」 「若い世代だけで気軽に開催できる 」など好評です。今期も制度化をめざして、組合員の利用促進にむけ広報を進めていきます。
日建協活動を通して、閉所や労働時間等のデータを得て、加盟組合間の情報交換により活動の問題点や悩みなどを共有し、組合活動に反映させています。また、働き方改革と他社事例に関する勉強会を開催し、組合員への教育を充実させ、組合活動を活性化させました。

 


 

今回の取材で、様々な職場環境で働く組合員のために活動する、執行部の皆さんの真摯な気持ちを感じました。日建協は、これからも鉄建建設職員組合の活動を応援していきます。

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