東西組合細見 neo7/ピーエス三菱労働組合

後列左より 和田執行委員、濱田執行委員
前列左より 園木副書記長、脇執行委員長、稲生書記長

株式会社ピーエス三菱は、日本で初めてプレストレストコンクリート(PC)を企業化するために設立された株式会社ピー・エスとゼネコンの三菱建設株式会社が2002年に合併して発足しました。現在ではPC技術に特色を持つゼネコンとして、各種の建設工事に実績を残しています。
ピーエス三菱労働組合は会社の設立にあわせて2003年に誕生しました。一定年齢以上の総合職は非組合員になるため、組合員の平均年齢が約30歳と大変若く、若い人たちの意見を伝えることができる組織です。


◆設立:2003年3月         ◆組合員数:470名(2020年6月現在)
◆本部執行委員数:5名         ◆組織率:43.3%
◆執行委員会:月平均6回(年75回)


はじめよう 賢く働き 笑顔の生活

2020年度のスローガンは、「Start up! Smart work Smile life」(はじめよう 賢く働き 笑顔の生活)としました。このスローガンは、働き方が急激に変わる今がまさにスタートライン(Start)であり、変化する働き方に賢く(Smart)対応して、その結果、組合員が笑顔(Smile)になる生活が実現できるように、との思いを込めました。

4週8閉所や時短の実現にむけて

会社が組織した「働き方改革実行委員会」に参画し、年度ごとに4週8閉所や時短に向けた年間総労働時間の目標を設定しています。また、各支店では毎月『Smart Work Meeting』を開催し、会社と組合で現場の閉所数、社員の労働時間を調査し対策を話し合っています。その結果徐々に改善されていますが、土木部門と建築部門の閉所率の差や、労働時間のとらえ方、年度末の有給休暇の駆け込み取得など、今後も取り組むべき課題は残されています。
組合としては、労働時間に含まれる時間と含まれない時間についてわかりやすく例示して、労働時間を適正に申告するよう訴えるポスターを作成し、会社と連名で適正申告の教宣に取り組んでいます。

様々な広報活動で組合を活性化

脇執行委員長

年に1回、生活や時短、賃金について組合員の考えや意識の実態調査を目的として、意識調査アンケートを実施しています。アンケートの結果は会社経営層との労使懇談会の場で直接伝えるとともに、福利厚生や賃金制度の協議に有効に活用しています。
また、日頃から「わかりやすさ」を大切にして、組合活動に取り組んでいます。新入社員や中途採用社員を対象にした組合説明会では、組合の意義や活動内容に加えて、組合に加入するメリットなど組合を身近に感じてもらえるよう広報しました。また労働時間の基本知識の説明を通して、労働時間管理の重要性を知ってもらうなど組合員の意識向上にもつとめました。

今後取り組むべき課題について

稲生書記長

意識調査アンケートの結果では、住宅関連の制度について不満が多く寄せられました。制度自体が古く、支給要件や金額など現状の生活実態を反映できていません。住宅関連手当について同業種、異業種問わず調査を実施し、改善できるよう取り組んでいきたいと考えています。
また、会社からは2021年4月に人事制度を改定する旨話を受けています。評価と処遇にメリハリをつけるためとのことですが、改定まで時間があまりありません。組合としてもしっかりと内容を確認し、組合員の意見を反映できるように努めていきます。


今回の取材では、組合員の目線でわかりやすく組合活動を伝えることを大切に、日ごろから熱心に活動している執行部の皆さんの思いが強く感じられました。日建協は、これからもピーエス三菱労働組合の活動を応援していきます。

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