続・東西組合細見26 鈴与三和グループ労働組合

左から、大野執行委員 小山執行委員長 高野書記長 茂木執行委員、川俣副委員長

左から、大野執行委員 小山執行委員長 高野書記長
茂木執行委員、川俣副委員長

鈴与三和建物株式会社は、三和建物株式会社として昭和10年4月に東京都で創業しました。現在は、200年を超える歴史を誇る鈴与グループ約130社ある内の建築部門の一社として、広く地域会社に貢献しています。

本社並びに組合事務所は、秋には紅葉が美しい旧芝離宮恩賜庭園の近く

にあります。組合活動とは、執行部が独自で行うものではなく個々の組合員が主体となり取り組んでいくものという考えのもと、日々ワーク・ライフ・バランスの実現にむけた活動を展開しています。

 

◆ 設 立 : 昭和44年3月

◆ 組合員数 : 87名(平成26年9月末現在)

◆ 中央執行委員数 : 5名

◆ 中央執行委員会 : 月2回

◆ 支部体制 : 1支部 役員15名

組合活動は私達の為に そして会社の明るい未来の為に

小山委員長

小山委員長

取り巻く社会情勢に応じて変わりつつある労働環境に対し、どのようにすれば個々の負担を最小限におさえ自分たちの生活を守ることができるかが、今年度の活動のテーマになると考えています。

昨今、人材不足は当社にとっても深刻であり、次世代の人材育成は急務であると感じています。立場が違うだけで「魅力ある会社にしなければ」との思いは労使同じです。会社と一体になって次世代を担う若者が安心して働くことができる環境づくりをめざしていきます。一人の声では変えていくことが困難な問題でも、組合員のチームワークがあれば必ず解決できると信じて「組合活動は私達の為に。そして、会社の明るい未来の為に。」をスローガンとして今後も取り組みを進めていきます。

心と身体にゆとりを

レクリエーションの様子

レクリエーションの様子

「年に2回くらいは土曜日を計画的に休み、家族とのふれあいの時間をつくろう。そして組合員同士の連帯意識を高めよう。」との趣旨のもと、ここ数年定例的にレクリエーションを開催しています。今年は6月の統一土曜閉所日にあわせて「甲州市勝沼ぶどうの丘」へ日帰りのバスツアーを実施し、組合員とその家族あわせて40名が参加し親睦を深めました。企画立案にあたっては実行委員会を立ち上げ、組合員の意見をもとに検討を重ね、具体的な内容を決定しました。参加した組合員は、お互いの家族を紹介しあったり、久々にあった同僚と積もる話に花を咲かせたりと、それぞれ楽しい時間を過ごしていたと思います。

ワーク・ライフ・バランスの実現をめざす

高野書記長

高野書記長

ワーク・ライフ・バランスに対する感じ方は、人によって様々だと思います。多くの組合員に、自分らしい働き方を実現してほしい、ライフを充実させてほしいとの思いから、年数回発行している機関情報誌「クリッピー(Creative people)」では、役員が持ち回りで休日の過ごし方などを紹介しています。同様に、日建協の機関誌で紹介されている同じ産業で働く多くの仲間の情報も、組合員一人ひとりの良い刺激になっていると感じています。また今年度は、ワーク・ライフ・バランスへの意識向上の取り組みとして外部セミナーへの参加を呼びかけ、さらなる理解促進をはかりたいと考えています。

産業の魅力向上へ

鈴与浜松町ビル

鈴与浜松町ビル

建設産業はものづくり産業であり、「自分の仕事が形として世の中に残る」「共同してつくる喜びがある」など、魅力ある産業だと信じています。産業発展にむけた大事な要素の一つとして、産業の外側から見て魅力的に映るかという点があると思います。日建協には、一組合ではなかなか取り組めない魅力化にむけた産業外への働きかけに期待しています。そして、産業に人が増え活気を取り戻すことによって、魅力向上への正のスパイラルにつなげて欲しいと思います。

写真出典元:「OSAKAビル景」

http://bb-building.net/tokyo/deta/722.html

 


 

 取材にあたっては、台東区の下町にある高野書記長が働く建築現場事務所を訪問し、様々なお話をうかがいました。小山委員長からは、穏やかな口調の中にも「組合活動を通して会社を良くしていこう」との揺るぎない強い思いが伝わってきました。

 鈴与三和グループ労働組合の皆さんの今後の活動が、さらに実り多きものとなりますよう祈念いたします。日建協も全力で応援していきます。

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