2014年度日建協の委員会 ・・・ みなさんの意見が活動を推し進めます
日建協では、テーマにあわせて委員会を開催しています。
委員会には、加盟組合より委員を派遣していただき、多くの意見をもとに、より専門性を高めた議論を行い、活動に反映しています。
今年度も各委員会がスタートしました。皆さん、委員会活動に注目してください。
◆ 政策提言とは
建設産業には、受注者である私たちの努力だけでは解決できない構造的な問題も多く存在しています。政策提言とは、このような問題を分析し、改善策をまとめ、国土交通省をはじめとする行政機関や発注者団体などの関係者に訴える活動です。提言内容をより具体的に、説得力のある内容とするため、日建協では各分野のスペシャリストを招きアドバイザー会議を開催しています。
これまでの会議でまとめられた土木
工事や建築工事に関する提言、そして女性技術者会議で出された課題解決策の多くが、今夏、国土交通省の建設産業活性化会議の具体的施策の中に盛り込まれるなど、作業所を取り巻く環境改善にむけ着実に前進しています。
今年度の会議では、これまでの土木・建築の職種別に加え、全体会議の場を設けるなど少し形態を変えながら、目まぐるしく変化する建設産業の動向を注視し、柔軟に対応していきます。
◆ 2014年度 政策提言アドバイザー会議(全体)
土木12名、建築13名、総勢25名で活動します。「適正工期」「施工の円滑化にむけた施策」「魅力の広報」「女性の活躍」などのテーマについて土木と建築アドバイザーで課題の共有をはかり、それぞれの個別会議に落としこんでいきます。
⇒ 政策提言アドバイザー会議(土木)
国土交通省の施工円滑化にむけた施策の運
用促進に加え、公共工事の品確法
改正の理念を理解し、国土交通省直轄工事のみならず、地方自治体や民間工事へ波及させていくことを視野に入れ、その具体策についてより深く議論していきます。
⇒ 政策提言アドバイザー会議(建築)
4週8休を含む不稼働日を考慮した適正な工期で受発注できるルールづくりにむけて、これまでの提言に対する関係者からの回答や意見を踏まえ、様々な角度から議論していきます。
2014年度 政策提言アドバイザー(土木) (敬称略)
阿部実稚久(戸田職組)、伊吹真一(鉄建職組)、桑野昌晴(三井住友社組)
小林聖忠(フジタ職組)、重田一夫(飛島労組)、田邊麻由子(三井住友社組)
谷口 修(ペンタユニオン)、都留 誠(馬淵職組)、中木 靖(佐藤職組)
橋爪芳徳(シミズユニオン)、引間亮一(西松職組)、三宅 諭(東洋職労組)
2014年度 政策提言アドバイザー(建築) (敬称略)
植月俊行(飛島労組)、大森一真(奥村職組)、小泉 奏(ペンタユニオン)
三枝拓也(シミズユニオン)、佐藤直樹(青木あすなろ職組)、佐野祐子(シミズユニオン)
杉山剛一郎(佐藤職組)、田中一也(安藤ハザマユニオン)、戸倉健太郎(三井住友社組)
根本修一(戸田職組)、浜住美香(佐藤職組)、明賀朋昭(フジタ職組)、吉野 將(東洋職労組)
◆ ご存知ですか「日建協個別賃金」
「日建協個別賃金」とは、建設産業で働く私たちのあるべき賃金水準(老後の生活を見据えた、安定した生活を将来にわたって確保できる水準)を示したものです。3つのモデルライフステージを設定し、それらを実現するために必要な支出を積み上げた総支出をもとに、年齢ごとに必要な基本賃金や一時金を算出したものです。
多くの加盟組合が、要求水準の根拠として賃金交渉に活用しています。
◆ 3年ごとの見直し
「日建協個別賃金」は必要な支出の積み上げにより算出しているため、設定するライフステージや物価および税・社会保険制度等によって変動します。その時流に合った賃金水準を設定する必要があることから3年ごとに見直すことを基本としています。
◆ 2014年度の個別賃金専門委員会
今年度、個別賃金は見直しの年にあたるため、個別賃金専門委員会を開催します。
今回は、消費税の増税による物価上昇など消費支出の増加が予想されるとともに、建設産業を取り巻く環境も大きく変化してきたことから、住宅費や教育費などのライフステージの考え方にも注視し、新たな個別賃金水準を協議のうえ策定します。
今年度はメンバー15名にて、計4回の委員会を経て来年1月中旬の改訂をめざします。
2014年度 個別賃金専門委員(敬称略)
内田善久(安藤ハザマユニオン)、大石 功(フジタ職組)、籠田祐介(青木あすなろ職組)
川口昇平(奥村職組)、坂口 剛(飛島労組)、清水浩二(大豊労組)、高柳紀之(ペンタユニオン)
古久保晴峰(西松職組)、本郷道健(戸田職組)、松岡洋一(大鉄労組)
松田孝夫(佐藤職組)、松本吉生(東洋職労組)、百田慎治(鴻池労組)
山﨑 巌(三井住友社組)、渡邉善久(大和小田急労組)
◆ 連帯で時短を実現しよう
日建協執行部と加盟組合が連帯して、年間を通じて継続的かつ効果的に時短活動を推進するために時短推進委員会を開催しています。
委員会では、組合員の心と体の健康のために、時短の実現にむけ、新たな施策や意識高揚に繋がる具体策について検討していきます。
◆2014年度の時短推進委員会
「中期時短方針2013」の推進、統一土曜閉所運動の推進、
組織外への提言などの活動とともに、他産別の時短の取り組みについても調査し、ワーク・ライフ・バランスの実現にむけて議論していきます。
今年度は、メンバー12名にて、計4回の委員会を開催します。
◆ 第3回時短アイデア大賞に向けて
引き続き時短アイデア大賞の受賞作品「帰宅時間申告ボード」「ノー残業当番」「統一土曜閉所運動ヘルメットステッカー」「早く帰る約束手形」などを水平展開することで時短への意識高揚を促します。新たな時短アイデアの創出を期待し、来年度に第3回時短アイデア大賞を実施します。より多くのアイデアを出品していただくための取り組みについても検討していきます。
2014年度 時短推進委員(敬称略)
稲田大助(飛島労組)、岡田敏之(戸田職組)、片山伸太朗(安藤ハザマユニオン)
坂崎 隆(奥村職組)、四十万栄人(三井住友社組)、嶋 雄一郎(フジタ職組)
寺園昌幸(西松職組)、冨岡純一(ペンタユニオン)、中木 靖(佐藤職組)
仲本恭平(大和小田急労組)、堀米 剛(青木あすなろ職組)、光山 博(シミズユニオン)