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ひとつに向かって進む組合
戸田建設職員組合 |
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後列 左から 山田書記長 工藤組織部長(日建協担当)平委員長 斉藤事務局長
前列 左から 伊藤さん 進藤さん |
今回は、日建協設立当時からの加盟メンバーで、時に牽引役として、また時には御意見番として「柱」的な役割を果たしている戸田建設職員組合を訪問しました。東西細見連載以来、いつか、いつかと楽しみにされていたようですが、満を持しての登場となりました。
現在の本部の執行体制について教えてください。
山田書記長――本部役員は土木5名、建築3名、事務2名の10名で構成され、その内3名は専従です。本部役員会は、ほぼ毎週1日半の日程で行っています。遠方の支部所属の役員は泊りがけでの出席になりますが、話し合う議題や作業も多く、目いっぱい執務をして、次の日の仕事のために帰りの電車にぎりぎりでとび乗ることも少なくありません。
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次回で記念すべき300号を迎える広報誌「はーもにぃー」 |
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組合員に活動を伝える広報活動はどのように行っていますか。
斉藤事務局長――「今ある情報をできるだけオープンに」を基本として、広報物の内容に合わせて3種類の情報誌「本部通信」(年4回)、「ねっとわぁく」(年60回)、「はーもにぃー」(年2回)を発行しています。
中でも「はーもにぃー」の、年1回テーマを決めて、組合員とその家族が撮影した写真を募集する「フォトコンテスト」は人気企画で、毎年100件を超える作品が寄せられています。家族との生活がうかがえる微笑ましい作品も多く、楽しみにしている人が多くいます。
福祉制度についての取り組みについてお聞かせください。
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山田書記長 |
山田書記長――定年退職予定者を対象に、退職金の算定や年金の試算、退職後のライフスタイルについて講習を行うセミナー「ゆうゆう倶楽部」を開催しています。「非常に有意義な時間を過ごさせていただきました。今後の生活に活かしていきたいと思います。」と参加者からの評判も上々です。同時に懇親会も開催していますが、同時期に入社して以来、久々に会ったという方も多く、さながら同期会のような感じです。また昨年、ライフプランアドバイスとして住宅ローン、生命保険、教育費用についての提案を組合ホームページ上で行ったところ、多くのアクセスがありました。
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平 委員長 |
昨年度、組合活動で成果の上がったこと、また今年度組合としてとくに力を入れて取り組んでいる課題があったら教えてください。
平委員長――昨年度5ヶ月をかけて「正しい時間外管理を行うキャンペーン」を行いました。基本的に、上司と部下が時間外勤務について毎日話し合いを行い、正確に自分の勤務時間を記録していきましょう、という活動でしたが、時間外に対する管理枠のイメージの払拭、時短への取り組みなどの意識向上につながったと思います。今年度も引き続き、正しい時間外管理に全組合員で取り組んで、心と体の健康を脅かす長時間労働を防止していきたいと考えています。
組合執行部から組合員に望むことはなんでしょうか。
山田書記長――昨年から「ひとつに向かって進む組合 やさしくわかりやすく」をスローガンに、今、組合執行部がやっていることがわかりやすくタイムリーに伝わるよう努力しています。組合活動は一部の役員が行うものではなく、組合員全員がやるべきものです。どんな形でもいいから、意見・要望を役員に伝えてほしい。そして、決してあきらめないでほしいと思います。
日建協に期待することはなんでしょうか?
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本部役員会の様子 |
平委員長――産業政策活動、産業内からの意見発信に力を入れてほしい。そして社会の流れを変えられるような組織になってほしい。そのためには組織の拡大が必要であるとも思います。
最後に、どうしてもこれだけは言っておきたいということを何でもどうぞ。
平委員長――日建協設立以来のメンバーであり、2006年には組合創立60年を迎えます。これからも加盟組合として日建協を支え、われわれ建設産業に働くものの拠所となる組織になるよう努力していきたいと思います。
■今回の取材から、良い会社をつくるという「ひとつに向かって」のスローガンの通り、会社側とも良好な協力関係を保ち、組合員全員で力強く、また着実に歩まれている様子を見ることができました。ご多忙の中、取材に応じて下さり、有難うございました。
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