まずは職場も旅も同じ、段取りが重要です。情報をインターネットで検索することにしました。琵琶湖疎水を管理する京都市水道局のホームページ(HP)では記念館の説明のほか、基礎データが多く掲載されており、ほぼ数値上の理解は得られました。しかし現地踏査の重要性は現場を担当される方なら、既にご存知のことです。「見ると聞くでは大違い」で、現在ではInternetで様々なバーチャル体験が出来ますが、実物を見て体感することも重要です。そうこうする内に、あるBSテレビで疎水を紹介する番組が放送されるなど、背後から押されるような感じで出かけることにしました。 一応、琵琶湖疎水について簡単に説明しておきます。「京都にとって、琵琶湖の水を引くことは昔からの夢でした。第3代京都府知事となった北垣国道は、明治維新による東京遷都のため沈みきった京都に活力を呼び戻すため、琵琶湖疎水の建設を取り上げました。京都市民の飲料水を確保するとともに、疎水の水力で新しい工場を興し船で物資の行き来を盛んにしようという計画です。」(琵琶湖疎水記念館パンフレットに加筆) 以下、日記(紀行文)風になるのでご了承ください。 |