いろいろなアイデア発想法 ~ 視点を変えてみよう! ~
皆さん、11月になりました。今年もあと2カ月です。年末年始の旅行の予定、忘年会や新年会の企画など、「どうしようかな~」「何をしようかな~」なんて考えていませんか? 少し気が早いかもしれませんが、来年の目標を考えている人もいるのではないでしょうか?
何か「新しいこと」を考える時ってなかなか良いアイデアが出てこなくて困ること多いですよね? そんなとき、色々なアイデア発想法を使って考えてみてはいかがですか?
今回は2つのアイデア発想ツールをご紹介します。もちろん、プライベートだけでなく仕事で使うこともできますよ。業務効率化に役立つかも!
マンダラチャート
◆マンダラチャートって?
マンダラチャートとは、密教の曼荼羅(マンダラ)をモチーフとして開発されたマトリックスです。
3×3マスのマトリックスを9つ用いて、中心からキーワードを広げていくことで、アイデア発想、問題解決、目標達成、情報管理・整理に使うことができます。
◆マンダラチャートの具体例を紹介!
マンダラチャートで有名なのが北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手。彼が花巻東高校に在籍していた時、「ドラフト会議で8球団に1位指名される」という目標を立てていたそうです。そして、それを実現するために、監督の指導のもと、このマンダラチャートを使っていました。真ん中のマスに「ドラ1-8球団」と書き、それを実現するための課題を8つ書き、外側にはその課題を解決するために具体的にやることを8項目書いてトレーニングに励んだそうです。こうやってプロ野球選手への道を一歩一歩登っていったのですね。これを高校生のころから実践していたというから驚きです。
大谷選手の場合は目標達成のための用紙として使っていますが、マンダラチャートは使い方次第で、アイデア発想に使ったり、To Do リストや週間予定表、報告書や論文の骨子作成に使うことができます。チャートは簡単に作ることができるのでやってみませんか?
◆マンダラチャートの作り方
マインドマップ
◆マインドマップとは
マインドマップとは、真ん中に好きなテーマを置き、そこから線をつなげて放射状に関連する単語を並べていく発想法です。
こちらは数や言葉の大きさに制約はありません。色や絵などを使って描くことでより豊かな発想が湧いてきます。
◆マインドマップの具体例
マインドマップの実際の使用例をご紹介します。今回は、実際に友人同士で行ったイベントを企画した例です。
1.まず中心に「イベント」と書きました。
2.次に内容を検討しました。「いつやる?」から始めて日程を決め、「テーマは?」を考えました。家族間の親睦を深めるほか、最近結婚した友人のために、サプライズをすることにしました。
3.「何をする?」では、家族も参加でき、ケーキを用意するのにちょうど良いバーベキューの案に決定しました。
4.そうと決まれば、あとは事前準備や当日のタスクリストなどを作っていけば完成です。
◆マインドマップの作り方
☆ 開発者のトニー・ブザン氏によると、言葉は短く、単語で書き、線は曲線で描いた方が脳を活性化するそうです。そして何より “楽しむ” のがコツなのだそうです。マインドマップは多くの書籍やアプリ、PCソフトなども販売されおり、目にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか? 読書や受講したセミナーのまとめ、業務の引継書など幅広く使うことができます。
◆マインドマップの応用例を紹介します
マインドマップは色々なものに応用することができます。例えば暗記が苦手な人はこれを使って勉強してみては?
真ん中に覚えたい事柄を置き、そこから派生して関連する事項を書いていくことで、様々な事柄を関連付けて覚えられます。色を多用することで視覚的に印象に残りやすく、子どもの学習にも最適です。
あなたのまわりにもヒラメキが!
アップル社の共同設立者の一人であるスティーブ・ジョブズ氏の名言に、「創造性とは物事を結びつけることだ。創造者たちは実際に何かを行ったというより、ただ何かを見たにすぎない。」という言葉があります。アイデアのきっかけは決して珍しいものではなく、単純なヒラメキだったりします。これらの発想法はそのヒラメキの“近道”になります。あなたの身の回りにもアイデアのヒントが落ちているはずです。楽しくアイデアを発想していきましょう。
※ 世の中には他にも多くの発想法があります。「まだまだあるぞ! アイデア発想法」も是非ご覧ください。