BWI第4回世界大会に参加しました!

日建協では、2006年のBWI加盟以降これまで、海外の労働環境についての情報収集と意見発信のツールとしてBWI活動に参加しています。今回は、南アフリカ共和国のダーバンで開催された第4回世界大会の様子と、世界各国で抱える課題などをご紹介します。

BWIって何?

BWI (Building and Wood Workers International) とは、建設・林業・木材関連産業で働く労働者の権利を保護・促進し、加盟組織組合員の 「生活の質」 および 「労働条件」 の改善に努めている国際産業別労働組合組織です。
加盟国は地域別に28グループに分かれており、BWI-JAC (BWI日本加盟組合協議会) は日本・韓国・台湾・香港・モンゴルで構成される東アジアグループに所属しています。東アジアグループの代表をBWI-JAC議長が務めています。
http://nikkenkyo.jp/archives/7546をご覧ください。)

 


 

BWI組織概要

名    称 : Building and Wood Workers International (国際建設林業労働組合連盟)
所  在  地 : スイス ジュネーブ
組合員数 : 1,200万人 (127か国 356組織) ※ 2017年11月現在
産別業種 : 建設、林業、木材関連産業
機関会議 : 世界大会、地域大会 (4年に1回)、地域セミナー (年1回) 他

 


 

BWI―JAC組織概要

名    称 : BWI-Japanese Affiliates Council (BWI日本加盟組合協議会)
所  在  地 : 千代田区霞が関1-2-1林野庁内
加盟組合 : 日建協、森林労連、UAゼンセン、全建総連
議    長 : 森林労連
機関会議 : 総会 (年1回)、幹事会 (年3~4回)

世界大会へGO!!・・・

W杯で使用されたスタジアム

世界大会は、各地域の持ち回りで4年に1度開催しています。第1回大会はアルゼンチンのブエノスアイレス、以降、フランスのリール、タイのバンコク、そして今回の第4回は南アフリカ共和国のダーバンで開催されました。
ダーバンは、南アフリカ共和国のケープタウン、ヨハネスブルグに次ぐ、第3の都市といわれています。インド洋に面したアフリカ有数の貿易港であるとともに、高級リゾート地としても知られています。また、2010年のFIFAワールドカップでは日本対オランダの試合なども行われました。

 

スジョーBWI会長挨拶

 

私たちBWIは、労働者の生活を支えていくために、組織化をして国際組織や政府機関に対して交渉を行っていく。労働者に対して組合に入るよう呼びかけるとともに、世の中へ国際労働団体として声を上げ、さまざまな影響を与えていかなくてはならない。私たち労働組合は多くのことを実現できる力を秘めている。女性問題、移民問題、組合員・家族の政治的・社会的な地位の向上など、さまざまな問題の解決をめざし、国際的な連帯を強めていこうではないか。

 

今回の世界大会への参加を通じて、今、各国の建設労働者が置かれている社会的、経済的地位の現状を知ることができました。さらには世界規模の課題を解決するためには、BWI加盟組織の連帯が必要であることも改めて確認できました。各国の抱える課題は今の私たちにとっては馴染みが無いかもしれません。しかし今後、さらなるグローバル化が進展する中で決して無関係とは言えません。また、日本の産別組織としての社会的責任も求められてきます。

 

日建協では、引き続き海外労働に関する情報収集を行うとともに、国際労働運動に積極的に参画していきます。

 

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