NikkenkyoNews Vol.48 業界団体との意見交換会②・・・日本建設業連合会(日建連)

(左列奥から)日建連 三浦参事、福田常務執行役、馬場参事

2013年3月26日(月)16:00~17:30

於:日本建設業連合会 会議室

(東京建設会館)

 

日建協では、建設産業が抱える諸課題の解決に向け、産業に関わるものが共に取り組くむことが重要であると考え、業界団体と定期的に意見交換を行っています。

2回目の今回は日本建設業連合会(日建連)との意見交換会の内容をご紹介します。

「労働環境の実態及び時短推進活動」について

○日建協説明概要○

2012年の時短アンケートの結果を用いて、組合員の置かれている現状を説明した後に、日建協の取り組む時短推進活動を紹介しました。

 

●日建連意見(抜粋)●

日建連でも、建設現場での休みの少なさを危惧しており、平成24年度から毎月第2土曜日を統一閉所日として時短に向けて取り組んでいる。効率よく働いて、そして休みを取得するという個人の意識と行動も非常に重要である。

 

「土木及び建築工事に関する提言活動」について                 土木提言/土木作業所で働く組合員の労働負荷軽減をめざして

○日建協説明概要○

これまでの日建協の提言活動を報告した後に、2013年の提言案(国交省本省及び国交省地方整備局に対して実施予定)について説明しました。

※土木提言についてはこちらから http://nikkenkyo.jp/archives/580

 

●日建連意見(抜粋)●

日建連では、毎年5月から6月にかけて全国9地区において、国土交通省地方整備局をはじめ、県、政令市、関係機関との意見交換会を開催しており、総合評価方式の改善についても改善要望をしている。こうした意見に対して各発注機関でも着実に改善に向かっており、とにかく発信し続けることが重要だと思う。日建協においても、是非、提言内容の実現に向けてこれからも取り組んでほしい。

 

建築提言/建築(民間)工事における適正工期の実現にむけて

○日建協説明概要○

これまでの日建協の提言活動を報告した後に、2013年の提言方針について説明しました。

※建築提言についてはこちらから http://nikkenkyo.jp/archives/1667

 

●日建連意見(抜粋)●

日建協の考える標準工期については日建連の建築部会で紹介しようと思う。我々が発注者と実際に対等な立場になることはなかなか難しいことだが、組合の立場からも発信することは非常にいいことだ。

 

「産業の魅力化に向けた活動」について

○日建協説明概要○

2012年に実施した「日建協出前講座」、「女性技術者会議」について、開催意義やアンケートの結果などについて説明しました。

※日建協出前講座についてはこちらから http://nikkenkyo.jp/archives/1930

※日建協女性技術者会議についてはこちらから http://nikkenkyo.jp/archives/2031

 

●日建連意見(抜粋)●

学生と企業のミスマッチを起こさないためにも出前講座を開催し、働く人の生の声を伝えることは意義がある。また、今後の建設産業の魅力化には女性の活躍が当然必要になる。ただし、結婚退職する人が多いことなどから女性のライフプランは企業にとって予測しにくい。難しい部分をクリアして良い産業を作っていかねばならないと感じる。

 

以上が今回いただいた主な意見です。

日建協では、今回いただいた貴重な意見を参考に、組合員の労働条件の向上や建設産業の魅力強化にむけて今後も取り組んでいきます。

次回、日本建設業経営協会(日建経)との意見交換も予定しています。

内容は後日報告しますので、NikkenkyoNewsをお見逃しなく!