リフレッシュ講座 職場で簡単ストレッチ
21世紀を迎え、IT革命真っ只中の状況にある現在、職場ではパソコンを扱うのは当たり前となっています。色々な書類を作成したり、インターネットだメールだと画面に釘付になり、机に座っている時間が長くなってきているのではないでしょうか。ただでさえ運動不足になりがちなのに、ますます運動不足へと、それに加えてストレスもたまってしまいます。
そこで今回は、パソコンの画面からちょっと目を離していただき、簡単にリフレッシュできるストレッチをご紹介しましょう。
ストレッチって? 座ってストレッチング 立ってストレッチング 肩こり体操 目の疲れは目のSOS 遠くを見よう 目を冷やしてみよう 首周りの血行をうながそう
ストレッチって?
ストレッチ(Stretch)とは「伸ばす」とか「引張る」という意味の英語で、ストレッチングとは文字通り身体各部の筋や腱を引き伸ばすことをいいます。「あくび」をするとき、私たちはよく両腕を上げて「のび」をしますが、これもストレッチングの一種です。人問だけではなくて、犬猫をはじめ他の動物達もストレッチングを行います。
この伸びの姿勢のでる前にストレッチングをすれば、背すじだけではなく、全身の筋や腱をくまなく引き伸ばすことができます。そのあとの作業もはかどることでしょう。「あくび」や「のび」をすると気分が一新されますが、さらに全身各部の筋や腱を伸展させると、気分爽快になるだけではなくて生理的にもいろいろな効果が生ずることが知られています。またデスクワークなどで、集中力や思考力が低下したときにストレッチをすると、脳内の血液循環がよくなり、精神的なリフレッシュをはかることもできます。
筋肉は心地よく伸ばしてやることでリラックスします。息を吐きながら伸ばしてふっと力を抜いたとき、筋肉のすみずみまで血液が流れていくのです。伸ばすときは息を吐き、戻すときは息を吸うのが基本です。また、無理は禁物!! 筋肉を痛めてしまいます。あくまでも気持ちのいいところでストップしましょう。
ストレッチングの効能
ストレッチングはさまざまなすぐれた特性を有し、あらゆるスポーツ活動のための理想的な準備運動および整理運動として、世界のスポーツマンの間に普及しているばかりではなく、一般人や高齢者のための健康体操や、さらには女性のダイエットのための体操としても大いに注目されています。
また、ストレッチングは病院等の治療施設において、疾病や傷害後のリハビリテーションのために広く利用されています。そのストレッチングの特長と効能は以下のようです。
●誰でもどこでも簡単に行うことができる。
●身体が柔軟になる。
●全身の血行がよくなる。
●肉体や精神の緊張がときほぐされる。
●スポーツ活動の効率が高まる。
●スポーツによる傷害や筋肉痛が予防できる。
●肉体や精神の疲労を回復させる。
●肉体の老化が予防できる。
●老化した肉体を若返らせる。
●肉体や精神に活力を与える。
ストレッチは日常生活にも取り入れると疲労感が少なくなります。ポイントは日常の動作とは反対の方向へ筋肉を伸ばしたり、あまり使わない筋肉を伸ばしておくこと。これで筋の機能が充分に発揮されるのです。
いずれにしてもゆっくりと気持ちやることがコツで、勢いをつけたりリズミカルにやる必要はありません。あくまでも「伸ばす」という意識を持つことです。どこの筋肉が伸びているのかを意識するとより効果的です。
座ってストレッチング
職場で仕事の合間にできるストレッチングをご紹介しましょう。まずは椅子に座ったままちょっとストレッチングをしてみましょう。
長時間同じ姿勢を続けると、同じ筋肉に緊張を強いることになり、疲労感が生じます。そこで少しひねるなどのあまりやらない動作をすることで、その緊張を緩めてやります。仕事の能率が低下したら気分転換もかねて大きく伸びてみましょう。
@深く腰掛け、背筋を伸ばします。両手で椅子を押し下げるように腕を伸ばし、上体が上から引っ張られる感じで息を吐きながら伸ばします。 A一方の手を逆側の膝に乗せ、腰を中心に上体をねじりましょう。軽く背もたれを支え、息を吐きながら下半身は逆方向にねじるようにします。必ず左右両方向します。 B両足を揃えて息を吐きながら伸ばします。おへそを太ももにつけるように、上体を徐々に前方に倒していき、足の後ろが伸びているなと、気持ちよく感じられるところでしばらく静止します。静止している間は自然呼吸で。
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