サラリーマンにとって一度にたくさんのお金を得る機会は、宝くじに当たるなどしない限り退職金以外にはないと思います。しかし一度にたくさんもらっても月々にもらう給料のように税金(所得税)を納めることになるならば面白くありません。
でも安心してください、退職金は退職後の生活基盤を支えるものであるとの観点より退職所得は税制上、毎月もらう給与所得より優遇されています。
具体的な課税対象額は、
(受取金額−※退職所得控除額)×1/2=課税退職所得
となります。
※退職所得控除額は勤続年数によりかわります。
(勤続年数は1カ月以上を切り上げ)
@勤続年数が20年以下の場合:勤続年数×40万
A勤続年数が20年を超える場合:(勤続年数−20年)×70万+800万
例えば22歳で入社し、勤続年数は37年3ヶ月、退職金支給額が2,000万の場合の課税退職所得は、
(2000万−2060万)×1/2=−30万
よってこの場合、所得税がかからないことになります。 |
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