2012年賃金交渉にむけて
2012年1月13日(金)
1月13日(金)に開催された第2回代表者会議で、建設産業で働く『私たちのあるべき賃金水準』である「日建協個別賃金」の改訂版が承認されました。
日建協個別賃金は、生涯に必要な収入を生計費から算出しており、多くの加盟組合で、生計費を根拠とした賃金水準の資料として賃金交渉に活用されています。日建協個別賃金は、時代や社会情勢の変化を反映させるために3年に1度改訂しています。
前回(2008年版)からの主な変更ポイントとして、高校無償化や住宅ローン金利の低下などを反映させています。
※「日建協個別賃金」の詳しい内容についてはCompass vol.793(3月号)で紹介す
る予定です。
第2回代表者会議では、賃金交渉に対する日建協の基本姿勢を示した「2012年賃金交渉基本構想」も承認され、いよいよ本格的に賃金交渉が始まります。皆さん一人ひとりの
“熱い” 思いを結集させ賃金交渉に臨みましょう!
改訂された日建協個別賃金水準
「年収」ベースで考えましょう
建設産業で働く私たちのあるべき賃金水準
「日建協個別賃金水準」(2011年度版)
基準内年収(月次賃金+一時金)・初任給
1)基準内年収:組合員大卒正規入社30歳
先行ライン 5,875,200円
標準ライン 5,009,900円
必要ライン 4,839,900円
組合員大卒正規入社35歳
先行ライン 7,663,600円
標準ライン 6,490,600円
必要ライン 5,887,100円
月次賃金: 組合員大卒正規入社30歳の基準内賃金
先行ライン 345,600円(基本賃金:345,600円)
標準ライン 294,700円(基本賃金:294,700円)
必要ライン 284,700円(基本賃金:284,700円)
組合員大卒正規入社35歳の基準内賃金
先行ライン 450,800円(基本賃金:434,800円)
標準ライン 381,800円(基本賃金:365,800円)
必要ライン 346,300円(基本賃金:330,300円)
※基準内賃金: 30歳は独身の設定であり、家族手当を含まないため
基本賃金と同額である。
35歳は4人世帯(配偶者+子2名)の設定である。
※一 時 金: 年間で基準内賃金の5ヶ月分以上とする。
2)初任給:学卒年齢22歳の総合職
先行ライン 220,000円
標準ライン 215,000円
必要ライン 210,000円
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