建設産業の魅力とは何か、どのように魅力化を図っていくべきか、についてのヒントもまた、「ワーク・ライフ・バランス」の中にはあります。つまりこの理念を通じて働く者一人ひとりに享受される「意欲」や「モチベーション」の集積である「活力」こそが、今の建設産業に一番求められていることだからです。建設産業に従事する者が、「日々の労働に対して魅力を感じているのか」、「どれほどの豊かな生活をおくっているのか」、そういった産業に生きる人間の姿を見た人々は等しく、自分自身も魅力を実感したいと感じるであろうし、私たち自身も魅力が実感できるこの産業に対して誇りを持てるようになるのではないでしょうか。私たち自身の手で、魅力が実感
できる活力溢れる産業に生まれ変わらせなくてはいけません。家族や、次世代の若者に対して自信を持って語れる産業にしていかなければなりません。
日建協は今年も、建設産業の魅力化に向けた様々な活動を実施していきます。
(2009年 元旦)