本文へジャンプ

創ろう! 変わろう! MLU
名工建設職員組合
スペース

名工建設職員組合は、先日、組合結成60周年を迎えました。その60周年記念誌の冒頭にはこんなメッセージが寄せられています。『どんな困難な時代も、組合員みんなの力で乗り切ってきた60年間/過去から培った強い結束力には理由(わけ)があります/厳しい時代に苦労された諸先輩方/現在活躍されている組合員の皆様/そして心から支えてくれる家族の存在/幸せな未来を紡ぎだすのは、強くあたたかい「きずな」/みんなの手と手を携えれば、どんな時代も難なく飛び越えていけるでしょう』
今号のCompassでは、この想いを込めたという新組合ロゴのもと、仲間との絆を何よりも大切にする名工建設職員組合にお話しをうかがってきました。


● 設  立 : 1947年9月
● 組合員数 : 732名(2008年10月現在)
● 執行委員数:15名
● 執行委員会:月2

スペース

2008.11 取材

後列左より 
金原委員、
伊藤委員、
樋口労政部長、
岡田委員、
伊與田委員、
書記局 水谷さん

前列左より 
近藤副執行委員長、
仲島書記長、
山川執行委員長、
大竹副執行委員長、
棚橋組織広報部長


スペース
 組合では年始に組合員の家族宛にダイレクトメールを発送しているそうですね。

組合活動が組合員のご家族にまで伝わっていないという考えが以前より執行部にありました。教宣物を作っても、持って帰ってくれる人が少なく、なかなか家族までは届かない。
そこで年始に組合からダイレクトメールを組合員のご家庭へ発送することにしました。年始に年賀状等と一緒にDMが届けば、読んでもらえるチャンスも高くなります。
中身は、委員長から組合員とそのご家族に宛てた挨拶、それから組合ニュース、福利厚生だより、アンケート、応募企画としてクロスワードパズルとぬり絵を送っています。
アンケートの回答はご家族の方が書いてくれますが、ご家族の方がアンケートやぬり絵をすることによって、普段、組合に興味がないような方が組合活動に興味を持つきっかけになっています。
ご家族を含めた組合員とのキャッチボールを大切にしたい、つながりを密にしたいという執行部の狙いにはDMが非常に役立っています。

山川委員長 仲島書記長
 組合で作られているポスターも他にはない秀逸なデザインですよね。

DMのアンケートの返送時に、ご家族の写真を一緒に送ってもらっています。その写真を安全ポスターとして作成し、社内や作業所に貼ってもらっています。自分の安全を心がけるのに、自身のご家族のことを考えることは非常に効果的です。
また、ポスターをご覧になった社長が「社員だけでなく、その後ろにこれだけの家族がいるのだと思うと身が引き締まる」と仰っていました。
ポスターは年に2種類作成しています。家族の写真を使ったものの他に、安全や賃金、時短といった内容でデザインし、作成しています。
ポスターの「休みも創ろう」「全ては基本から~基本の実践は利益の創出につながります~」といったフレーズには「建設会社なんだから自分たちで利益や時短も創っていこう」という意識があります。
組合は単なる「賃金を上げてくれ」と言うだけの要求団体ではありません。労働環境や賃金も自分たち自身で創り上げていこうという執行部の想いがあります。

 「ワーク・ライフ・バランス」について考えをお聞かせください。

当職組の委員長は、必ず全国オルグの挨拶を「皆さん、昨日ご飯を家族で食べましたか?」という一声から始めています。やはり業務が忙しく、組合員の皆さんもなかなか家族と食事をとることができない。家族で食事を取れる方のほうが少ないです。ワーク・ライフ・バランスについては、この状況を逆転させ「えー! 昨日、家族といっしょに食べてないの!?」と周りから言われるような環境作りが必要だと思います。
またこういった環境作りには本人の気持ちも非常に大切です。組合としてはそういう方向に本人の意識が向かうような取り組みをしなければいけません。業務が忙しく、なかなか休むことを考えられないかも知れませんが、やはりリフレッシュすることによって見えてくるものもあるのではないでしょうか。

近藤副委員長 大竹副委員長

現在、名工建設職員組合では組合主導で『声かけ運動』を実施中です。これは「危ない」と言うだけではなく「○○さん、危ないですよ」と必ず名前を呼んで注意をするという運動で、組合では運動のシールを作り、ヘルメットに貼ってもらっているそうです。このような取り組みにも一緒に働く仲間を大切に思う名工建設職員組合の姿勢が表れています。

Compass Vol.780 一括PDF(15.6MB)


 ●このページのトップへ ●Compassバックナンバーへ ●ホームへ
Compass Vol.780