日建協では9月から10月にかけて、各加盟組合の企業を訪問し、日建協活動に対するご理解と私たちの抱える労働環境の問題点についての意見交換を行っています。今号では前号で載せきれなかった時短推進活動に対する会社側からの意見に加え、日建協の提言活動や産業の魅力化について会社側からいただいた意見をご報告します。
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最後に締め切りの都合上、前号で紹介しきれなかった時短への取り組み事例を紹介します。
・閉所率が低迷していたこともあり、力を入れようと各支店長に対して指示した。さらに昨年から会社と組合で9月にも独自の閉所日を設け、労使協働で取り組んでいる。
・具体的な休みとして、従前からの第2土曜の全休に加え、GW、夏季休暇と冬季休暇の9連休を促進するために計画有休を制度化した。若手は有休が10日しかないので不足分を付与する予定である。
・当社では、毎月、安全衛生協議委員会で長時間勤務者は報告を上げるようにしている。同じ者が続いて報告される場合は、支店長・部長から改善通達を出している。
・繁忙期間になる着工時と竣工時に現場支援をできる部隊を置いている。
・今年度より作業所長も異動時休暇の対象となるよう制度を拡大した。
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今回の会社訪問を通じ強く感じられたことは、私たちの労働環境について、会社側も「こうしたい」「こうありたい」という改善に向けた意欲がこれまで以上に高まっている点です。これはワーク・ライフ・バランスをはじめとして現在の社会全体意識の流れが、労働環境についてあらためて考え直す方向に向かいつつあることの現われであると思います。こうしたことから今回の会社訪問でも、私たち日建協の活動内容に対し多くの会社から賛同の意見を得ると同時に、労働環境の改善に向けた方向性を同一にした非常に有意義な意見交換を行うことができました。日建協ではこの気運の高まりを損ねることなく、今後も会社側との直接対話の機会を積極的に設け、私たちの労働環境の改善に活かしていきます。
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Compass Vol.780 一括PDF(15.6MB)
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