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新生ペンタユニオンを実現しよう
〜感じよう!そして、一人ひとりが前向きに、できることからはじめよう!〜
五洋建設労働組合 |
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五洋建設株式会社は、1896年(明治29年)に広島県呉市で水野組として創設されました。明治時代 海軍工事を中心に各地で港湾土木工事を手がけ、大正時代には『水の土木の水野組』と評価されたことから仕事は全国に広がり、陸上土木工事、建築工事も手がけることとなり、1967年(昭和42年)に 社名を現在の五洋建設株式会社にあらため、海外工事にも注力してきました。
なかでも、1975年〜1980年にかけての紅海と地中海を結ぶスエズ運河の増深拡幅工事は、受注総額が1,066億円に上る超大型工事で、五洋の名を一躍世界に広めることとなりました。(プロジェクトXでも紹介されたこの工事についての逸話の数々は五洋建設のHPで詳しく紹介されています。当時の関係者の情熱が胸を打つ、必見のページです。)今回はペンタユニオンこと五洋建設労働組合の紹介です。
● 設 立 : 1946年7月6日
● 組合員数 : 1,648名(2009年6月30日現在)
● 支 部 : 11支部
● 本部執行委員数:11名
● 執行委員会:月2回(定例1回含む)
2009.8 取材
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後列左より
玉井中央執行委員、
遠藤中央執行委員(日建協派遣)、
岩佐中央執行委員、
倉本副書記長、
中島副書記長
前列左より
田中中央執行委員、
松永中央副執行委員長、
長野中央執行委員長、
山崎書記長、
書記局 内田さん
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現在特に力を入れて取り組んでいる課題を教えてください。 |
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組合活動の充実を目指すという目標のもと、2007年10月の組織検討委員会から本格的にスタートした「組合員範囲の見直し」に取り組んでいます。職場集会を通じ、組合員の範囲を見直す目的について、協議や非組合員の方々との座談会を開催しましたが、「労働組合とは」といった基本的な部分を再認識するきっかけになりました。新生ペンタユニオンの実現を目指し、鋭意取り組んでいます。
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長野委員長 |
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山崎書記長 |
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取り組みのきっかけは組織率の問題だったのでしょうか?
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確かに取り組むきっかけになったのは組織率の問題でしたが、取り組むうちに、「問題は単に組織率だけではない」と思うようになりました。現在、社員全体の層が三極化の状態にあります。経営者層、中間層、そして若い組合員層です。会社を実際に引っ張っている中間層が、現在の制度では非組合員になっている。そういった会社全体にとって大切な層の意見や会社に対する思いが吸い上げられない点、『働く側の総意で物事がきまっていない』状態にあることが組織率低下の大きな弊害であると考えるようになりました。みんなで会社のことを考えられない体制ですからね。その点を理解していただくとともに、趣旨に賛同していただき、現在組合を卒業された方々に、もう一度組合に入っていただくための活動をしています。これは当然ながら対象の方々の納得度や組合に対する気持ちの盛り上がりが無いといけませんし、働きかけるこちら側としても組織的に取り組まないと達成できません。支部も含めた組合全体というところに立ち戻って、しっかりした取り組みの必要があるので、そういう意味では「本来あるべき組合活動」に焦点を当てた活動にも繋がっていると思います。
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倉本副書記長 |
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中島副書記長 |
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「ワーク・ライフ・バランス」については、どのようにお考えですか?
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ペンタユニオンでは、今期の活動基調の全体テーマに、“ワーク・ライフ・バランス”を掲げ、活動基調の根本、拠り所となる考えとして捉えています。職場集会でも話しているのですが、ワーク・ライフ・バランスは一人ひとりの基準は異なっていてもお互いのワーク・ライフ・バランスを尊重しあう事が何より必要であると思っています。実は去年までは「仕事と生活」という表現にしていたんですね。お題目先行のイメージを避けるためだったのですが、最近になってようやく理解されてきた。そこで今年度は『ペンタユニオンが目指すワーク・ライフ・バランス』を定義してみました。
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●ペンタユニオンが目指すワーク・ライフ・バランス
組合員一人ひとりが、「仕事と生活の調和」を考え、お互いの価値観を尊重し合う風土の中で、組織や社会と協調しながら、その能力を十分に発揮することで、「豊かな生活」と「働きがいのある会社」を実現させること。
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この定義というのは、もともとあった当ユニオンの基本理念と内容は同じなんです。ただ、このワーク・ライフ・バランスの定義を、理念と活動方針の間に挟むことによって、より組合の考え方を身近に考えてもらえるようになったと思います。今後は、ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて、組合員アンケートなどを駆使しながら活動を展開していきたいと考えています。
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書記局 内田さん |
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「ワーク・ライフ・バランスの実践が単組だけでなく、建設業全体として対外的に認知されることが産業の魅力化に向けた取り組みとして最短だと思います。日建協出前講座などの建設業の意義と必要性を周知広報する活動の充実とともに、ワーク・ライフ・バランスが実現できる業界である事が広まることが重要です。」と語るペンタユニオンは、出前講座にも積極的に講師を派遣するほか、職種別会議にも委員を派遣するなど、日建協活動に対し常日頃から貢献していただいております。お忙しいなかでの取材協力、どうもありがとうございました。
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