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交流日誌アーカイヴ

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提言の実現にむけて、ともに取り組もう!
大日本労組勉強会
於:大日本土木 東京本社会議室(2009.7.11)


大日本土木労働組合中央執行委員会において、日建協活動勉強会&意見交換会が開催されました。
今回の勉強会では、日建協執行部より、日建協活動の二本柱のひとつである産業政策活動について、提言内容の概要と活動状況について説明し、それに対しての意見交換を行いました。

提言「公共工事における無報酬業務を解消するために」では、これまで日建協が国土交通省に対し提言してきた「無報酬業務に起因する長時間労働を解消するためには、受発注者間での片務的な体質の改善や契約の明確化が不可欠であり、そのためには国交省で策定されている設計変更ガイドラインなどの周知徹底が必要」ということに対し、今年度からの国交省直轄工事において設計変更ガイドラインを順守することが、特記仕様書に記載されることになるなど、提言の実現に向けて一歩前進したことを説明しました。
それに対し、「特記仕様書に設計変更ガイドラインが記載され周知されることは、ひとつの成果であるが、受注者側で設計変更業務を利益創出の方法と捉え自ら実施しているケースもあり、受注者側の意識も変えないと、それを無報酬業務に起因する長時間労働の削減につなげることは難しいのではないか」「特記仕様書への記載だけでなく、実際の工事現場での受発注者それぞれの担当者への教育が必要である」といった意見が出されました。
これらの意見については日建協本部でも同様に感じている部分であり、今後、外部への提言活動と同時に、加盟組合内にむけて受注者側の意識改革、最前線の作業所までの施策の浸透に関しての取り組みも進めていきます。

勉強会の様子
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日建協活動を、直接対話で伝えたい
飛島建設労働組合勉強会
於:芝パークホテル(2009.7.11)


飛島建設労働組合の第1回中央委員会/支部長・書記長会議において、笠原委員長をはじめとする本部執行委員9名、中央委員5名と支部代表者14名が参加し、日建協活動勉強会が開催されました。
前半では、参加者の約半数の方が新役員であることを踏まえ、日建協活動の概要を基本から幅広く説明しました。また、産業別労働組合である日建協と企業別労働組合との活動範囲の違いをベン図で表し、単独の企業別組合では取り組めない産業構造的な課題に対する活動のみならず、加盟組合の活動支援的要素を多分に含んだ日建協活動は、加盟組合活動とともにあることを理解していただきました。

後半では、特に要望のあったワーク・ライフ・バランスについて、内閣府「仕事と生活の調和推進室」監修のワーク・ライフ・バランスを考えるきっかけになる本をもとに、時短アンケート結果を交え建設業の現状を再確認しながら、ポイントとなる部分について説明を行いました。昨年度、日建協の主催したワーク・ライフ・バランスセミナーにも参加した役員の方から、「ワーク・ライフ・バランスの考え方については理解できるが、建設産業においては実現が難しいと感じる。」との意見がありましたが、「自発的な“働き方の見直し”や“働かせ方の見直し”を通じて、考え方や理解を浸透させていくことが大切。個々人が意識して行動することで長時間労働の削減やワーク・ライフ・バランスの実現に近づいていくのではないか。」と呼び掛けました。

日頃から、日建協活動がなかなか見えにくいという意見に応えるためにも、今後もこういった勉強会を通じて、加盟組合の皆さんとの直接対話での意見交換の機会をどんどん増やしていきます。
中央委員会
支部代表者のみなさん
日建協と加盟組合の活動範囲と働きかけ先
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新たな発想から、新たな可能性へ
シムシティ勉強会
於:富山ライトレール(2009.6.6〜7)


『業務改善提案』『付箋紙を利用した労使交渉』等々、従来からの組合活動内容にとらわれることなく自由な発想で独自の活動を続ける大和小田急建設労働組合ですが、今回は、赤字路線を様々な工夫で復活させると同時に『街』を甦らせた公共事業の成功例を実際に見学した時の報告です。「シムシティ勉強会」と名付けられたこの活動には日建協からも中村副議長が参加しました。大和小田急建設労働組合の原書記長に語っていただきます

定期大会を受けて展開したオルグでは、当社の“強み”を活かし、さらに発展するには、『新たな発想から、新たな可能性』を探る必要があるとの声が多く寄せられました。そこで、3年後、5年後、そして10年後に飛躍するための種を一人ひとりの心に蒔くための活動が必要であるとの想いから「シムシティ勉強会」を開催する事にしました。
今回は、赤字路線のため廃線になりそうだったJR富山港線を「コンパクトシティの実現」という考えのもと、見事に復活させ、成功した公共事業の実例【ライトレール】の現状について、自分たちの目で、足で、耳で情報を集め、社会問題・地域が抱える課題と併せて考えるとともに、その全ての情報を如何に自分達の仕事に繋げられるか考えられるような勉強会を、ゲーム感覚を織り交ぜながら“楽しく”学べるように工夫しました。
富山までの新幹線の中では、択一式の「車内クイズ」50問をチームでチャレンジしてもらい、地域活性化、都市開発、バリアフリーなどのキーワードを心に刻んでから、コンパクトシティを一から実践して来られた富山市交通政策課長や、再開発組合を立ち上げ実を結んだ総曲輪(そうがわ)フェリオ社長の講演を拝聴し、意見交換をしてきました。
また、オリエンテーションを兼ねて街を歩くなかで、偶然の出会いから、清酒「満寿泉」の酒造元である枡田酒店の4代目からも「街おこし」について熱い想いを聴く事が出来ました。
時代の変化をより機敏に感じ取り、我々の得意分野と繋げ合わせ、如何に貢献していくか?そのアンテナは誰でも持つ事が出来るし、もっと敏感にする事も出来ます。この勉強会に参加したメンバーだけでなく、少しでも繋がりをもった一人ひとりが、さらに大きく飛躍出来るようにとの想いと共に勉強会を報告します。

大和小田急建設労働組合 書記長 原 伸治郎

熱心に話を聴く参加者の方々 参加者の笑顔が勉強会の充実した内容を
物語っています
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節目を更なるステップとして
組合結成60周年記念式典
於:ホテルグランヴィア大阪(2009.8.22)


大鉄工業労働組合が組合発足60周年を迎えられ、日建協から福島議長が記念式典に招かれました。日建協の仲間として心よりお祝いするとともに今後ますますのご活躍を期待します。60周年の節目にあたり、大鉄工業労働組合の山本委員長より寄稿していただきましたのでご紹介したいと思います。

平成21年8月22日に組合結成60周年記念式典並びに祝賀会をホテルグランヴィア大阪に於いて開催いたしました。
戦後の混乱期に労働者にとって働く権利と自由を主張する新しい時代を作るべく、この労働組合を結成し、多くの困難や働く義務を果たし、会社と共に60年という歩みを止めることなく現在組合がここにあるのは、諸先輩方のたゆまぬ努力、そして時代を一歩ずつ歩いてきた成果だと言えます。諸先輩方に心から敬意を表するとともに、これからはこの歩みを更に一歩ずつ重ねて次代へと歩んでいこうと執行部一同決意を新たにいたしました。
式典後開催した祝賀会では、過去10年の執行部三役OBを交え、来賓の皆様方と共に過ごす時間は、あっという間で、60周年の節目を更なるステップとして、これからの組合員や家族の幸せ、また会社の発展と稔りある組合活動が出来るように祈念し閉会しました。

最後に式典にご参加いただきました森竹社長をはじめとする会社幹部、また、日建協の福島議長、四鉄職労組(※鉄建、東鉄、名工、大鉄)の委員長、書記長、来賓の皆様、そしてご祝電等いただきました各単組の皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。

大鉄工業労働組合 執行委員長 山本 一史

式典の様子
和やかな祝賀会 大鉄工業労働組合執行部
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Compass Vol.782 一括PDF (12.1MB)

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