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第82回定期大会および名刺交換会を8月1、2日に東京(日暮里)のホテルラングウッドにおいて開催しました。加盟組合から代議員67名と多数の傍聴者が出席して討議を行い、2005年度の日建協活動がスタートしました。 |
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栗本前議長がこれまでの活動を振り返り「『いまだからできること、日建協だからやれること』をモットーに、建設産業の労働条件の向上や日建協がより認知されるために、様々な活動に取り組んできた。これらの取り組みには、日建協本部だけでなく、加盟組合のみなさんとともに当事者意識を持って活動してきた。今日はみなさんとともに成果をあげた達成感、満足感を分かち合いたい。」と挨拶して、大会が始まりました。 |
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多数お越しいただいたご来賓を代表して、4名の方にご挨拶をいただきました。
連合の阿部総合局長から、「インフラ整備は将来にわたり必要なこと。日本の真の活性化のためには、モノづくり産業が頑張らないといけない」とのご挨拶をいただきました。また、国土交通省総合政策局建設振興課労働資材対策室の田尻室長から、「建設産業においても、団塊世代の退職、それにかかる技能伝承と多くの問題がある。今後も協力して問題解決に取り組んでいきたい」とのご挨拶をいただき、厚生労働省職業安定局建設・港湾対策室の吉永室長からは「日建協の産業全体の地位向上にむけた取り組みに、心より敬意を表したい」とのお言葉をいただきました。最後に、産業別組織の仲間である建設連合の寺澤委員長より、「土曜閉所運動など産業全体の労働条件向上にむけて、力強いリーダーシップを発揮してもらいたい」とのエールをいただきました。 |
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阿部道郎 氏
日本労働組合総連合会
(連合)総合局長 |
田尻直人 氏
国土交通省総合政策局
建設振興課
労働資材対策室長 |
吉永和生 氏
厚生労働省職業安定局
建設港湾対策室長
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寺澤正保 氏
建設連合
中央執行委員長 |
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続いて2004年度の活動報告・決算報告などについて審議し、出席代議員全員の賛成により報告事項は全て承認されました。 |
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宮野新議長 |
2005年度本部役員の選挙が行われ、宮野新議長をはじめとする12名の新本部役員が選出されました。
宮野議長より「私たちがこれまで蓄えてきた力を認識して、信じて、活かして今の建設産業を取り巻く厳しい状況を乗り越えていこう。加盟組合の仲間と力を合わせて、胸を張って働ける環境をつくろう」と挨拶がありました。 この後、本部より日建協規約の改定と2005年度日建協活動方針の説明を行い、大会初日を終えました。
大会2日目は、3つの分散会において、前日説明された議案について、出席代議員と日建協本部が活発で熱のこもった討議を行い、2005年度の日建協活動を加盟組合と一体となって行うことを確認しました。午後からの全体会議においては、提案されたそれぞれの議案が審議され、承認されました。 |
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分散会のようす |
分散会報告に関する質疑を行う
井上工業職員労働組合 天笠委員長 |
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議案に関する質疑を行う
東鉄工業労働組合 加藤委員長 |
議案決議のようす |
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大会に引き続き、数多くのご来賓の方々と加盟組合執行委員の出席のもと、名刺交換会を開催しました。宮野議長の挨拶に続き、来賓の日建連の奥田常務理事から「栗本前議長の建設産業を何とかしたい、という思いに共感して、ともに建設産業を正しく理解してもらうための情報発信を行い、産業の魅力化にむけて取り組んできた。ここにいる皆さんには、この志を引き継いでいただきたい」とのご挨拶をいただき、連合の山根木国会対策局長からは「これからも働く者の思いをしっかりと伝えてもらうと同時に、連合が取り組んでいる社会的労働運動にも関心をもっていただきたい」とのご
挨拶をいただきました。続いて、森林労連の佐々木中央執行委員長からは「同じインフラ産業に携わる仲間として、共に頑張ろう」とのご挨拶をいただいた後、民主党城島代議士から「建設産業はインフラ整備の基幹産業として、誇りと自信を持ってほしい」とのご挨拶をいただきました。 |
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奥田淳浩 氏
(社)日本建設業団体
連合会(日建連)
常務理事 |
山根木晴久 氏
日本労働組合
総連合会(連合)
国会対策局長 |
佐々木 勲 氏
全日本森林木材関連
産業労働組合連合会
(森林労連)
中央執行委員長
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城島正光 氏
民主党 衆議院議員 |
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挨拶に続いて、五洋建設労働組合 野中委員長に「宮野新体制のもと、加盟組合一丸となって頑張っていこう」との挨拶とともに、乾杯の音頭をとっていただき、会は和やかなうちに進行しました。また、一昨年の50年式典で記念講演を行っていただいたリバーフロント整備センター竹村理事長からも激励のエールをいただきました。
会の途中において、退任される栗本前議長、小泉、堀田前副議長からこの3年間を振り返っての挨拶がありました。最後に2005年度日建協新執行委員紹介と池口事務局長から2005年度の活動に対する決意表明を行い、閉会となりました。 |
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竹村公太郎 氏
(財)リバーフロント
整備センター 理事長 |
乾杯の発声
五洋建設労働組合
野中委員長 |
司会を務めていただいた
五洋建設労働組合
武田三愛さん |
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2005年度日建協活動のキーワードは、人と人との「直接対話」 |
2005年度の日建協活動は、2004年度に引き続き、産業政策活動と加盟組合支援を活動の二本柱として、働き甲斐や産業としての魅力を含む、広い意味での労働条件の向上をめざします。
産業政策活動においては、加盟組合単独では取り組むことの難しい、建設産業の課題解決にむけて提言活動を中心に、私たちの意見を産業の内外にむけて発信します。
また、加盟組合支援においては、所定外労働時間の削減にむけて、統一土曜閉所運動や労使委員会の設置などの時短推進活動に取り組みます。
そして、その二本の柱を支える重要な基礎の役目を持っているのがデータバンク機能です。加盟組合の協力による各種アンケート調査により、データの充実を図ります。
また、全ての活動を円滑なコミュニケーションのもとに行うため、加盟組合訪問や組織内広報をつうじて組織の維持強化に取り組み、全ての活動の地盤強化を行います。
日建協の活動は、その全てが人と人との直接対話から始まると言っても過言ではありません。対話をするものどうしがお互いの立場を尊重し、同じ目線に立って話をすることで、今まで見えなかったことや聞こえなかったことが、見えたり聞こえたりします。
私たちはそうした活動を積み重ねていき、たくさんの人たちと交流を持ち、たくさんの情報や知識を共有していきたいと思います。それが労働組合の原点であると考えます。2005年度日建協は、全ての取り組みにおいてその原点を見失うことなく、加盟組合と力を合わせて活動していきます。 |
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