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一歩ずつ、着実に成長していこう!
藤木工務店労働組合
大正9年に創立された藤木工務店の本社は大阪にあります。民間の建築工事が99%を占める会社で、注文住宅から文化施設まで幅広く施工しています。特に倉敷市では数多くの施工実績があり、倉敷を訪れた方は、必ず同社施工の建物に足を踏み入れていると言っても良いのではないでしょうか。
◆設立 : 1974年
◆組合員人数 : 156名(2007年10月現在)
◆支部数 : 3支部(東京、大阪、倉敷)
◆執行委員数 : 4名
◆執行委員会 : 月に1回実施
左から
中埜書記、勾梅副委員長、岡本委員長、辻書記長
2007.10取材
■組合のスローガンがありましたら、教えてください。
今年度は、STEP BY STEP〜一歩ずつ着実に成長していきましょう〜です。全てを一気に変えることはできません。その時々の問題や課題を少しずつですが、より良い職場環境としていくために着実に進めていきたいと考えています。
■組合として現在特に力を入れて取り組んでいる、また取り組みたいと考えている課題や目標があったら教えてください。
今年度は、賃金に関するデータ収集等を主体として活動しています。会社の状況からここ数年は賃金に関する活動をしていませんので、今すぐに賃金交渉ができる状況にはありませんが、準備だけはしておかなければならないと考えます。また、自分たちの賃金水準が同業他社と比べてどの位置にいるのかも認識し、次へのステップとしたいと考えます。この他、以前から取り組んでいる休日取得状況の分析、検証を引き続き実施していきます。
■組合員からの意見で、気になっていることはありますか?
一つは「将来の不安」という事が気になります。建設業界の状況、会社の状況など全般的に漠然と感じる不安です。このままこの仕事をしていて良いのか、家庭を持てるのか、住宅を取得できるのか。この不安を払拭できるように組合としても努力したと思っています。しかし、自分たちも努力しなければ良くならない事も同時に啓蒙していきたいと思います。
もう一つは休日取得についてですが、きちんと休みたいという気持ちがある半面で、現場所長になると、必ずしも土曜に休みたいと思っていない感があることです。責任感が強いこともあるのでしょうが、雨などの天候を考えると休まず少しでも工程を進めておきたい、という思いもあるようです。 また、ひとり現場だとどうせ休めないという諦め等、様々な理由があるとは思います。休日を取得しようという組合本部と組合員の間のギャップを感じています。
■組合執行部から、組合員に望むことはなんでしょうか?
組合の事でも会社の事でも何でも構わないので、思っていること、感じていることがあればどんどん言って欲しいと思っています。そして組合活動に少しでも興味を持ってもらえたらと思います。
■自分の組合を一言で言うと?
強いて言うと「若い」でしょうか。組合員の年齢的にも、民事再生が終結し再スタートを切ったという意味でも。
■日建協に加盟していて、よかったと感じる点は?
たくさんの情報やデータを得ることが出来ることです。アンケート等による加盟組合のデータや情報は大変参考になります。
日建協に期待することは何でしょうか?
当組合の執行役員は、1年任期です。また、日常業務をこなしながら活動しています。分らない事などがたくさんあり、良き相談役となっていただければ幸いです。
人数の少ない執行部メンバーが、今後の生活の不安を解消するために、一歩ずつ着実に活動を積み重ねていこうとする意気込みが感じられました。ご苦労も大変多いと思いますが、若さをパワーに組合員とともに活動を推し進めてくれることを期待します。日建協では加盟組合と一緒にその支援や協力を惜しみません。執行委員会という貴重な時間を取材のためにさいていただきありがとうございました。
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