日建協より昨年実施した時短アンケートでのデータをもとに、訪問先の組合員の所定外労働時間の実態を会社側に提示し、長時間労働に関する意見交換を行うとともに「中期時短方針2008」の目標数値である「所定外労働時間月100時間以上の過重労働をなくす。」「所定外労働時間の日建協平均を月45時間以内にする。」を労使協働で取り組んでいきたいという姿勢を示しました。
【会社側からの意見】
●土曜出勤だけで40時間ちかくあるのではないか。今後は土休取得に取り組みたい。
●管理する側が所定外労働時間をしっかり把握していく必要がある。
●時短ワーキンググループにライン部長を参加させ、長時間労働の現場をピックアップし
対策を検討することを会議の重要議題としている。
●長時間の時間外労働が1人に集中しているという場合には、増員や作業所替えをしている。
また管理本部長名で支店長宛に作業所、氏名を明記して是正勧告書をだしている。
●11月の統一土曜閉所運動に限らず、作業所異動時休暇・ノー残業デー・
有給休暇の取得推進・毎日30分早く帰る運動などいろいろな面での時短推進に対する
意識付けを狙いとし、通達を出している。
●残業時間が長いのは公共の建築工事のほうである。
施工要領書等の提出書類で多くの時間を書類作成に費やしている。
●書類の増加や配員不足により労働時間が減らない。
書類増加の原因は発注者に対しても考えられる。
日建協からも発注者へ受注者の環境改善にむけて働きかけてほしい。
以上のような意見がだされました。各社とも長時間労働に対する高い問題意識をもって時短推進に取り組んでいることがわかりました。