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工事竣工後など次の作業所に異動するときがチャンスです。
普段の休日不足を補い、英気を養うためにもまとまった休暇(異動時休暇)を取得しましょう !!

 

日建協の2008年時短アンケート結果で、異動時休暇対象者の取得日数を見ると(図1)、平均取得日数は2.0日で2000年の1.39日と比べると徐々に上昇傾向にあります。しかし、2008年の取得日数別で見てみると「0日」が36.4%で最も多く、3人に1人以上の人は異動時休暇制度があっても、実際には取得できていない状況です。では、なぜ異動時休暇が取れなかったのでしょうか。図2では異動時休暇が「0日」の人に休暇の取れなかった理由を聞いています。

異動時休暇が取れなかった理由として最も多かったのは、「引継ぎ資料の整理や後片付けに時間がかかった」が(52.3%)と最も多く、半分以上の人が異動時休暇の取れなかった理由に挙げています。これは、職員の配置人数の問題や、日々の業務量が多く書類整理に当てる時間がなかなか取れないことが考察されます。では、どうすれば、異動時休暇が取得できるのでしょうか。図3では1日以上異動時休暇を取得できた人に、その理由を聞いています。

異動時休暇が取れた理由で最も多かったのは、「作業所長の意識」(36.7%)となりました。このことから、作業所長の時短意識が高まり、「休暇を取得させよう」という所長が増えていると考えられます。また、上司や部下がコミュニケーションをはかることで情報を共有化し、作業所全員が作業内容を把握することで、日頃から整理整頓がはかられているのではないのでしょうか。作業所での環境が異動時休暇を取る上で重要となってきます。作業所での雰囲気作りと「本人の休暇を取る」という強い意思が異動時休暇を取る上で最重要となってきます。普段の休日不足を補い、英気を養うためにも時短意識を向上させ異動時休暇に取り組みましょう。


★日建協では、異動時休暇取得推進につながるように
 リーフレットを作成しました。
 こちらからダウンロードできます。

異動時休暇リーフレット
Compass Vol.781 一括PDF(15.9MB)
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