去る2009年11月2日に中国浙江省建設投資集団有限公司派遣団との意見交換会を行いました。 今回の派遣団のリーダーが労働組合の書記長を務めていることから、日本の労働組合との意見交換を希望され、交流のある(社)日本機械土工協会をとおして国交省に問い合わせたところ、日建協を紹介されたとのことで意見交換会が実現しました。 意見交換の中では、日中両国の建設産業に共通する長時間労働という課題が浮かび上がりました。一方で、国の施策としては、労働時間の制約に関して、労使協定を前提として時間外労働の上限が適用除外である業種とされている日本に対し、中国では建設産業にも適用される労働時間を制限する法律があるとの話が聞かれるとともに、夏季や冬季の厳しい条件下での作業には、労働者の健康の保護を目的として、時間帯による作業の制限も設けられているとのことでありました。 質疑においては、日本の労働組合の活動と、組合員の代表としてどのような役割を果たしているのかという点に質問が集中しました。 短時間かつ通訳を通しての意見交換でありましたが、「最後にもうひとつだけ質問」が幾度となく繰り返されるなど、建設産業で働くもの同士、お互いの苦労や課題を少しでも多く共有したいという思いが伝わった意見交換会でした。それぞれが持つノウハウがお互いの課題解決につながるよう、今回の交流をきっかけに情報交換をしていきたいと考えています。 【浙江省建設投資集団有限公司】 中国政府が100%出資している民間のゼネコン。年商は4,500億円(物価水準を考慮すると、約4兆5,000億円の規模になります)、従業員数は12,000人、現場数は年間1,000件に上り、中国のゼネコンでは11番目の規模を誇る。中国国内のほか、国外にも活躍の場を広げ、現在もアルジェリアやアフリカ地域のほか、さまざま国々で建設事業を展開しており、日本の建設会社とも共同で仕事を行っている。
浙江省は中国東南沿海揚子江デルタ地区の南側に位置し、中国の最大都市上海に隣接している。省都は杭州で、紹興、金華など11の市を直轄市とし、全省総人口は4,475万人である。昔から「魚米の里、シルクとお茶の産地、文化財の邦、観光の地」と呼ばれている。昨年5月に開通した杭州湾海上大橋は、海上大橋としては世界最長で、その長さは約36キロ(東京駅から立川駅までの距離)に及ぶ。 紹興酒・・・浙江省紹興市は言わずと知れた「紹興酒」のふるさとです。 紹興酒を長期熟成させたものが「老酒(ラオチュウ)」です。 金華豚・・・浙江省金華地区で飼育されている豚肉の王様。
頭部と臀部のみ黒色なのが特徴。 金華ハムは中華スープには欠かせない食材です。
日建協では、建設産業に従事する皆さんとご家族を対象に、統一土曜閉所運動のキャッチフレーズを募集します。あなたのご応募をお待ちしています。
日建協では、ひとりでも多くの人に「休むことの大切さ」と「心と体の休息日」を実感してもらい、時短意識高揚につなげてもらうことを目的に、全加盟組合と建設産労懇、その他未加盟組合の仲間とともに、年2回(6月・11月の第2土曜日)の統一土曜閉所運動に取り組んでいます。
【内 容】
統一土曜閉所運動のキャッチフレーズ
【募集期間】
2010年1月22日(金)必着
【応募方法】
募集は終了しました。
【応募資格】
建設産業に従事している方及びその家族
【審 査】
(1次選考)日建協本部執行委員会にて10作品選考 (最終選考)日建協加盟組合の委員長、書記長による全員投票
【入賞者の表彰】
優秀賞(2点)2万円相当の商品券を贈呈 佳 作(2点)5千円相当の商品券を贈呈
【入賞者の発表】
Compass 3月号(Vol.785)誌上を予定(日建協HPにも掲載予定) *応募に際しての個人情報は、 入賞者への賞品発送以外には使用しません。
日建協のホームページでは、年4回のCompass発行では追いきれない、タイムリーに皆さんにお届けしたいニュースを「Nikkenkyo News」として掲載しています。 「あんなことやりました!」「こんな情報ありますよ!」新鮮なニュースを新鮮なままに。 皆さん、ぜひ、ご覧ください。そして私たち日建協がどういう活動をしているのかを知っていただきたいと思います。