加盟組合交流日誌 本文へジャンプ
交流日誌目次
日建協では、加盟組合との「直接対話」を通して日建協活動の理解促進に努めています。今回は勉強会や作業所訪問を含む、6つの加盟組合との交流をレポートします。次回はあなたの組合を訪問するかも知れません。
西松職組  井上職労組  小田急建設労組  大鉄労組  ハザマユニオン  ペンタユニオン

西松建設職員組合
作業所の声を提言活動に活かして!
全国支部長会議  2006年5月19日(金)

全国の支部長が集まる会議において開催された、日建協の提言活動に関する意見交換会に出席しました。
「民間分譲マンション工事における契約体質の改善にむけて」の提言については、「分譲マンション工事は主力工事になっている。提言活動をつうじて労働環境の改善に繋げてほしい」など、提言活動への期待を込めた声がありました。また、「公共工事における無報酬業務を解消するために」の提言においては、「提言書に書かれている内容のケースもあり、作業所で苦労することがある」や「ある地方整備局では『土木工事設計図書の照査ガイドライン(案)』をホームページ上で公開している。意見交換の参考にしてみてはどうか。」など、作業所の現状や今後の提言活動につながるアドバイスまで、多くの意見がだされました。
この日、全国から集まった支部長は、作業所の第一線で働く担当者が多く、作業所での経験をつうじた率直な感想や、今後の提言活動において活用できるさまざまな意見がありました。予定されていた時間をオーバーし、提言活動に対する期待の強さを改めて感じることができました。



本部執行委員の皆さん

井上工業職員労働組合
時短活動のさらなる充実にむけて!
執行委員意見交換会  2006年5月22日(月)

春の会社訪問後、会社訪問に同席した執行委員の皆さんと、日建協活動や組合活動全般について意見交換会を行いました。
現在、井上工業職員労働組合が推し進めている、労働組合と会社が労働時間の短縮にむけて取り組む労使委員会について意見交換しました。天笠委員長や清水書記長からは、『労使委員会をこれから設置、運営していくうえで、効果的な取り組みとするには、どのようなことに注意していけばよいのか?』などの質問がありました。日建協からは、既に労使委員会を設置、運営している加盟組合の状況や取り組み内容を紹介しました。
また、提言活動に関しては、実際に公共工事に従事している執行委員から、「発注者側の理由により、入札時の事業計画から半年近く遅れて着工したにもかかわらず、竣工引渡し日がそのままとなっていることが、休日作業を余儀なくされる原因のひとつとなっている。」等の意見がありました。



本部執行役員の皆さん
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小田急建設労働組合
受発注者の関係について言いたい!
第30期 新旧支部役員セミナー  2006年6月2日(金)

全国の支部から新旧の支部役員が一堂に会したセミナーに参加しました。
今回のセミナーは「日建協の活動を支部役員の声で組合員のみなさんに伝えてほしい」という思いを込めて「提言活動」「統一土曜閉所運動」「時短アンケート」というテーマ毎に、身近な事例を使って意見交換を行いました。出席者の多くは、提言活動に対する関心が高く「受発注者がもっとお互いの言い分を聞く耳を持つ必要がある」とか「発注者からの無理難題をフォローするのが、組織としての営業活動でもある」などの意見が出されました。第一線の組合員が、請負契約について抱いている問題意識の高さをあらためて感じた一日でした。
また、チーム対抗のディベート(肯定・否定の二組に分かれて行う討議)も行われ「統一土曜閉所日を増やす」「初任給向上を統一要求する」「家族手当を廃止する」という3つのテーマが設定されました。賛否に分かれることで、いつもとは反対の意見を言わなければならない自分に戸惑ったり、相手チームに対する反論に思わず語気を荒げてしまったりと、普段とは一味違った形で支部役員のみなさんとの交流を深めることができました。
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大鉄工業労働組合
退職金制度について学ぼう
退職金勉強会  2006年6月24日(土)

大鉄工業労働組合は、次年度に労使交渉を行う予定の退職金制度改定にさきがけ、退職金勉強会を実施しました。組合本部、本社支部、福知山支部、米子支部、北陸支部、四国支部の役員17名が参加し、日建協本部役員が講師を務めました。
勉強会では「ポイント制退職金制度」と「キャッシュバランスプラン」をテーマに、退職金制度全般の概要や、制度導入にあたってのメリットや留意点などを中心に講義が行われました。質疑応答では、北野委員長からポイント制退職金制度の設計についての質問があり、続いて多くの出席者から質問が出され、制度導入にむけて、各役員の方が真剣に取り組まれていることが伝わってきました。
また、講義後の意見交換会では、日建協活動全般の紹介と説明を行いました。鉄道工事施工に伴う問題点や、労働時間に対する組合員の意識についてなど、組合員の身近に起きている課題について、意見を交わしました。進行役を務めた柴垣書記長の持ち前の明るさのもと、和やかな雰囲気のなか、活発な意見交換会が開催されました。
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ハザマユニオン東北支部
巨大ダムに挑む仲間たち
長井ダム本体建設工事  2006年6月15日

長井ダムは最上川の支流である置賜野川上流に建設される多目的ダムです。完成すれば、堤高125.5m、堤頂の長さは381mとなり、東北地方でも最大級の重力式コンクリートダムとなります。本体工事の施工は、間・前田・奥村特定建設工事共同企業体が担当しており、今回、ハザマユニオン渡辺委員長の呼びかけで、日建協の現場訪問が実現しました。
現場見学後には、作業所に勤務するハザマユニオン12名のみなさんに集まっていただき、作業所における労働時間の現状や日建協の提言活動などについて、活発な意見交換を行いました。ダム工事特有の夜間コンクリート打設による業務があるものの、休日取得については、年間休日を年度初めに設定し、協力業者にもオープンにして作業にあたることにより、作業所は4週6休で閉所できているとのことでした。
なお、作業所には、入社2年目の女性技術総合職の方も勤務しています。慣れない宿舎生活に加え、男性ばかりの職場で苦労も多いのではないかとも思いましたが、本人は「実際に『ものづくり』に携わるゼネコンに魅力を感じ入社した。早く仕事を覚え、先輩のようにてきぱきと仕事をこなしたい。」と、明るく語る表情には逞しさを感じました。
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ペンタユニオン中国支部
現場の声が明日を創る
物流センター新築工事、阿賀マリノ大橋橋梁下部工事、
日建協中国地域連絡会  2006年7月3〜4日

広島県福山市南部の埋立地の最先端に位置する物流倉庫の建築工事現場を訪問しました。「物流倉庫としては余裕のある工期設定ができている」とのことで、日曜日は閉所し土曜日も交代で休めているとのことでした。しかし、訪問時は施工図の作成・チェックに加え、基礎工事と平行して部分的に鉄骨の建方作業が始まるなど工種が重複しており、やや多忙気味であるとのことでした。意見交換会では、「受注競争の中では、日曜日を予備日として計画するなど、工期を無理して設定している場合が多い」などの意見が出されました。また、土木工事では、広島港にかわる交通・物流の結束点として新たに注目されている呉市東部の埋立地区からのアクセス道路となる阿賀マリノ大橋(仮称)の一部を施工する橋梁下部工事を訪れ、見学と意見交換を行いました。
また、広島市内では日建協加盟組合による中国地域連絡会が開催され、シミズユニオン、戸田職組、ペンタユニオン、飛島労組、ハザマユニオン、鴻池労組、東洋職労組の中国支部の方々が出席し、ペンタユニオン野中委員長と日建協本部3名を含め19名で活発な意見交換を行いました。なかでは日建協活動について、時短の取り組みや提言活動などから、「賃金不払い残業」「労働時間と能力評価の関係について」まで、幅広い質問や意見が飛び交いました。


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