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左から 菊地執行委員、本居副委員長、尾作執行委員、遠藤委員長、成田執行委員、大野書記長、泉執行委員、田頭副委員長、菊田執行委員 |
今回は札幌駅から地下鉄で数分の「学園前」駅(北海学園大学)のすぐ隣にある、丸彦渡辺建設に伺いました。特徴的な社名の由来は、創業者の「渡邉彦太郎
氏」から来ているそうです。 |
設 立 1969年9月
組合員人数 213名(2006年10月現在)
支部数 5支部
本部執行委員数 9名
本部執行委員会 月2回程度 |
2006.12取材
遠藤委員長――
「皆の思いを一つに向けて、魅力ある職場をめざそう!」です。言葉は少し変えていますが、根底にある思いは数年来変わっていません。組合活動の基本は、一人ひとりの参加=組織力だと考えています。そのために、皆の思いを一つにして取り組んでいこう、という願いを含めています。
このスローガンは成田組織・教宣部長が発案して、定期大会にかけて決定しています。 |
遠藤委員長 |
組合として現在特に力を入れて取り組んでいる、または取り組みたいと考えている課題や目標があれば教えて下さい。 |
大野書記長――
スローガンともリンクしますが、「組合離れ」には注意しています。働きがいのある職場づくりのためには、会社と職員相互の協力が欠かせません。組合がその交流をつなぐ役割を果たしていければと考えています。
また、実情に合わせた賃金体系の見直しにも力を入れています。 |
大野書記長 |
組合員からの意見で多いこと、また気になっていることはありますか? |
本居副委員長――
職場会、またその後アンケートをとって意見を集めています。その中で気になったのは、職員間のコミュニケーション不足です。中堅30代の職員数が少ないので、少人数の作業所だと年齢間のギャップを感じる場合が少なくないようです。
組合としては、支部間の交流を目的とした勉強会などを行って、少しでもコミュニケーションを密にしたいと考えています。 |
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北海道特有のご苦労、エピソードがありましたら教えてください。 |
遠藤委員長――
やっぱり雪ですね。年度末に竣工する工事を仕上げるためには、本格的な冬の前に目処をつける必要があるので、工夫が必要ですね。発注時期が冬だと、現地調査に行くのに「歩くスキー」などを使うといった苦労もあります。
また少し前の話ですが、現場事務所においてあった弁当がキツネかクマに取られたということもありました。 |
会社玄関前 |
日建協に加盟して良かったと感じている点は何ですか? |
大野書記長――
豊富な情報を得ることのできるデータバンクは、有効に活用させてもらっています。先ほど述べた賃金体系を考える際、他の会社はどうなのだろうといったデータも、すぐに知ることができるので役立っています。
会社も組合員も日建協の資料を信頼しています。例えば、帰宅旅費の回数を会社と協議する際、日建協の他の加盟組合のデータを基に話し合って、回数増につなげることができました。 |
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本居副委員長――
月並みですが、一つの組合では取り組めないことを行って欲しいと思います。建設産業としての意見発信、労働条件のデータのとりまとめなどは日建協にしかできないと思います。
特に最近、建設産業に対する外からの見方が厳しくなっているので、産業の魅力をPRして欲しいと思います。 |
本居副委員長 |
遠藤委員長――
組合活動は、皆さんの積極的な参加から始まります。一人ひとりの力を合わせれば、いろんなことが行えます。ちょっとしたことでも声を出し、意見を聞かせてください。 |
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取材した12月初め、札幌市内はすでに雪景色で、気温掲示板も氷点下を示していました。道路も凍結していて、これからの北海道の冬の厳しさを垣間見た感じがしました。
外は寒かったのですが、丸彦渡辺職組の執行部の皆さんからは、「熱い」組合への思い、会社への思い、建設産業への思いを感じました。お忙しい中取材に応じていただき、ありがとうございました。 |
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