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 4週8休ロードマップ
(チャートを拡大する)

 4週8休にむけて

何かを実現するためには工程表が必要ですよね。
日建協では提言活動を行う際に、ロードマップを示して、産業全体が一体となって取り組む必要性を訴えています。ロードマップの下段には月当たりの所定外労働時間の分布を示していますが、外勤技術職の組合員のうち約半数が80時間以上となっています。一日も早く60時間以下、さらには45時間以下へと改善しなくてはなりません。
今から10年前の時短アンケートによると、外勤技術職の所定外労働時間は60時間だったのです。現在外勤技術職の平均は約85時間(STEP1)なので、この10年で25時間も増えています。つまり、以前に比べて少ない人員でより多くの業務をこなしていることがわかります。今すぐにでも、月60時間以下のSTEP3に移行しなくてはなりません。

 業界団体も動き出しました

今年4月に日建連(日本建設業団体連合会)で、2013年までに土曜50%閉所を達成するという目標が掲げられました。(⇒STEP3
民間発注者に対しても、パンフレットをつうじて理解促進を図る計画です。また、提言書には日建協の「統一土曜閉所」や「4週8休の提言」等と協調して取り組むとあり、業界団体の取り組みが期待されます。


日建連「建設技能者の人材確保・育成に関する提言」
(2009年4月)

 できることからはじめよう

少しでも他産業と同様に週休2日制を実現できる建設産業に近づけるためには、ひとつずつステップを上っていくことが必要です。
そのうえで一番大事なことは、休むために工夫する、「一人ひとりの意識」です。一人ひとりの取り組みが、やがては産業全体の流れになり、常態化した長時間労働の現状をきっと変えることができるはずです。工程表を書くときに統一土曜閉所日を全休日として計画したり、毎月少なくとも一日は土曜日に休める工程を考えてみましょう。また、職員が複数いる場合には、休みやすい環境をつくり、休むことに対してもチームワークを発揮しましょう。


Compass Vol.783 一括PDF (17MB)

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