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日建協では、建設産業に対するあやまったイメージを払拭し、建設産業で働く魅力を、未来の技術者たちに伝えたいとの思いから、出前講座をおこなっています。講座では、実際に現場の第一線で働く組合員を講師として招き、ゼネコンで働くことを通して、講師の方が感じた建設産業の魅力を学生のみなさんに伝えています。
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出前講座では、受講してくれた学生のみなさんにアンケートを実施しています。アンケートは、講座の開始前と終了後に行い、就職に関することや講座をとおしてゼネコンに対するイメージの変化などを聞いています。
ゼネコンのイメージを聞いたところ、上の表のような答えが返ってきました。ゼネコンのことを見事に言い当てている答えがある一方で、ゼネコンに対して偏ったイメージを持っている学生も少なくないことがわかります。また、最近の社会情勢に敏感に反応した、外国への進出に関する回答も見られました。
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ゼネコンを第一希望就職先に選んでくれた学生の目には、ゼネコンはどのように映っているのでしょうか。アンケートから、ゼネコンを第一希望に選んだ理由を紹介します。
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他の就職先を選んだ学生では、将来の安定性や収入などの理由をあげた学生が多かったのに対して、ゼネコンを希望就職先として考えている学生は、達成感やものづくりに携わりたいなど、仕事そのものをゼネコンで働くことの魅力と感じてくれているようです。
学生のみなさんは、ゼネコンの仕事を「やりがいがある仕事」と感じてくれている、と言えるのではないでしょうか。
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出前講座を通して、学生のみなさんのゼネコンに対するイメージに変化はあったのでしょうか。
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ゼネコンを就職先のひとつとして考える学生は、受講前の31%と比べて、受講後のアンケートでは79%と大きく増加しています。現場の第一線で働く講師の話を出前講座で聞いてもらったことにより、ゼネコンの仕事を「やりがいがある仕事」と、学生のみなさんに感じていただけたものと思います。また、ゼネコンについてよく知らないにもかかわらず、敬遠していた学生たちも、講座を通してゼネコンの仕事を知ることにより、就職先として再評価してくれたようです。
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学生のみなさんは、建設産業に何が足りないと感じているのでしょうか。アンケート結果から見てみましょう。
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建設産業に足りないものは何かという問いでは、「労働時間の短縮、休日の確保」との回答が一番多くなりました。まだ建設産業に入っていない学生までもが、建設産業には労働時間の短縮が必要と思っていることは、長時間労働がいかに深刻な問題であるかを表しています。また、組合員のみなさんに協力いただいた日建協の「時短アンケート」によると外勤技術者の所定外労働時間は月平均80時間を超えています。学生のみなさんが、やりがいがあると感じている建設産業の魅力を上げるためにも長時間労働は克服しなければいけない課題になっています。
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今回の出前講座アンケートを通して、学生のみなさんは建設産業がやりがいのある産業だと感じてくれているものの、長時間労働が建設産業の魅力を妨げていることが見えてきました。
やりがいを求めて建設産業に新しく入職してくる学生のためにも、建設産業で働く私たちのためにも、長時間労働の解消へむけて取り組み、建設産業をより魅力あるものにしていかなければなりません。
今後も、日建協では出前講座を通して、学生のみなさんに建設産業で働くことの魅力を伝えるとともに、長時間労働の解消へ向けた取り組みを続けていきます。
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大鉄労組
野澤 仁志さん
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戸田職組
三宅 博己さん
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ペンタユニオン
三輪 賢太郎さん
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東洋職労組
関根 健男さん
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奥村職組
片山 康裕さん |
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西松職組
幸元 秀旗さん
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