巷では「ワーク・ライフ・バランス」(仕事と生活の調和)という言葉が大きくクローズアップされています。簡単に説明すると、「仕事ばっかりの人生じゃなくて、仕事以外の時間にもっと目をむけましょう!」ということです。家族との時間、余暇の時間、ボランティア活動などにも時間を割き、そのことによって生活(ライフ)の部分が充実し、仕事(ワーク)の部分にもいい影響がでる、という考え方です。オンとオフをはっきりさせる、メリハリをつける、本当に理想的なことですよね。ただし、現実に目をむければ、簡単なことではありません。
このことは、みなさんにご協力をいただきました11月の時短アンケート結果をみれば一目瞭然です。
昨年11月、1ヶ月間の残業時間は調査開始以来、最も長い時間となっています。組合員のみなさんが、社会・地域に貢献をし、信頼を勝ち得るために、それぞれの職場で最大限の努力をしていることがわかります。
今回の調査で、ひとつ明るい兆しが見えたのが、休日の取得状況です。といっても、依然として外勤者の土曜日・祝日の取得状況はお世辞にもよいとはいえません。ただし、残業時間が大きく伸びているにもかかわらず、僅かながら休日の取得状況が改善されたことには大きな意味があると思います。みなさん一人ひとりが、統一土曜閉所運動をはじめとした、時短推進活動に努力して取り組んだ結果が出ているのです。 |