東西組合細見 本文へジャンプ


 加盟組合一覧
新たな風を、日建協へ!

オリエンタル建設職員組合

後列左から 加藤執行委員、森田書記長、山口執行委員、前列左から 酒井執行委員、十倉副委員長
今年の2月から新しく日建協に加盟した、オリエンタル建設職員組合を取材しました。
1952年の創立以来、オリエンタル建設株式会社は、プレストレストコンクリート(PC)技術を主要な柱として、業界の中核を担っています。現在の社名には、1990年にオリエンタルコンクリートから変更しました。
日建協に加盟して、大きな期待に胸をふくらませている執行部の皆さんにお話をうかがいました。
設   立      1955年12月
組合員人数     430名(2006年3月現在)
支部数        7支部
本部執行委員数   14名
本部執行委員会  毎月1回開催



日建協に加盟してみた現在の心境は?
古屋委員長――
組合設立以来、ずっと単独の組合として活動していました。しかし、めまぐるしく変化する社会情勢や会社の状況、また組合員の減少傾向がみられる中で、現在及びこれからの組合執行体制を考えて、外部に目をむけた活動の必要性を強く感じ、今回加盟に踏み切りました。比較的短期間での決断でしたので、正直なところ今は、期待と不安が半々です。

日建協に加盟してみて、よかったと感じる点、苦労している点は何ですか?
森田書記長――
まだ加盟して日も浅いのですが、よかったと感じているのは、やはり情報量の豊富さと他の加盟組合のみなさんと顔を合わせた情報交換ができる点です。賃金交渉や労使協議会などの取り組み方について、先行事例など、より詳しい突っ込んだ話が聞けることは非常に勉強になっています。自組合の取り組みに対する良いヒントをたくさん得ることができています。苦労している点は、日建協の窓口担当をしている個人的な感想ですが、日建協からの連絡事項、特にメールが多いことです。

組合として現在特に力を入れて取り組んでいる、また取り組みたいと考えている課題や目標があったら教えてください。
森田書記長――
組合員数の減少と組織率の低下への対応です。数年先を見すえて、規程の改定を含めて、組織率の過半数確保にむけて取り組んでいきたいと考えています。

組合員からの要望で多いこと、また気になっていることはありますか?
加藤執行委員――
賃金交渉について、ここ何年か厳しい状況が続いているので、最低でも現在の生活レベルを確保してほしいとの声をよく聞きます。また賃金の向上が難しいのであれば、せめて労働条件をよくしてほしいとの声が強くなっているように感じています。その点で、6月から参加する日建協の統一土曜閉所運動をきっかけに、時短にむけた取り組みを進めていきたいと考えています。

組合執行部寄り組合員に望むことは何でしょうか。
酒井執行委員――
このような経済状況下では、会社は労働条件の改善については、より慎重な対応をしてくると思いますが、決してあきらめずに組合活動に関心をもって、意見を発信し続けてほしいと思います。
日建協に期待することは何ですか?
山口執行委員――
今回日建協に加盟してみて、いかに今まで「井の中の蛙」だったかと感じています。これからも有用な情報の提供と他の加盟組合との橋渡し役に期待しています。

十倉副委員長――
先日初めてコンパスを読みましたが、外部に対しても意見発信しているな、という印象を受けました。品確法の導入などは私たちの「仕事量=労働条件」に直接影響することだと思います。そうした問題に取り組めるのは日建協しかないと思います。

最後に、どうしてもこれだけは言っておきたい、ということを何でもどうぞ。
古屋委員長――
先輩の加盟組合のみなさん、これから宜しくお願いします。まだ加盟したばかりですが、少しでも早く慣れて、私たちの持っている力を発揮していきたいと思います。色々とアドバイスをいただきたいと思いますので、宜しくお願いします。

同期入社も多く、和気あいあいとした雰囲気の執行役員のみなさんから、日建協に新たに加盟した熱い意気込みを聞くことができました。初めての経験なので、まだとまどうことがあるかも知れませんが、まずは積極的に参加して、日建協活動を実感して、良いものを吸収して、充実した組合活動を展開していただきたいと思います。翌日が団体交渉というお忙しい中でしたが、取材に応じていただき有難うございました。

このページのトップへ

Compass Vol.767 一括PDFはこちら(10.6MB)

◆ホームへ◆Compassバックナンバー◆NIKKENKYO NEWS
   Compass767