■ 深川八幡祭りの歴史
深川八幡祭りの起源は1642年(寛永19年)8月15日、江戸幕府の命により徳川三代将軍家光の長男家綱の世継ぎ祝賀を祝ったのが最初といわれています。360年以上の伝統のあるお祭りです。
1807年(文化4年)、祭り見物人の群集が永代橋につめかけたため、橋が崩れ落ちた事件があったほど賑わったそうです。この事件は当時あまりにも有名で歌舞伎や芝居に織り込まれ、深川八幡祭りの人気が今に伝えられています。
深川八幡祭りの最大の特徴は、神輿が大きいことと、その数が多いことです。土地柄の木場の材木業や、佐賀、福住、新川などの米問屋、倉庫業に働く力自慢の人たちが多いため、威勢のよい担ぎ手が多く、真夏の炎天下の水掛け祭りとして人気があったそうです。この水掛けは、担ぎ手の無事息災を願って水と塩をかけたのが始まりといわれています。 |
二の宮御本社神輿(1997年)
本祭りの翌年の影祭りから |